▶︎ ページ9
阪本「うぇ〜〜い引っかかった〜！やっっっと成功じゃ！！！！どうや！！｣
後ろから馬鹿みたいに元気な声が聞こえる。そのまま後ろに倒れかけそうになったところを、瞬発力のある中谷が腕を持って支えてくれた。
「……どつき回すとか言ってごめぇ〜ん、笑｣
中谷「エェ〜！？笑 別に気にしてないしええで！？笑 えらい素直やねぇ〜〜？？｣
ほれ、はよ立ちぃな、と中谷が腕を引っ張ってくれるので、その反動に任せて立ち上がる。
ウェイウェイ、と両腕を上にあげながら小躍りしている阪本に早足で近づき、グイッと耳を引っ張る。
「おーーまーーえーーなーーー｣
阪本「痛い痛い痛い痛い！！！やめろ！！おまえ！！｣
バシバシと私の手を容赦なく叩く。ちょっとは手加減できひんのかね、こいつは。
「膝カックンは私が苦手やからやり返すのはやめるって、前約束したやん。コケて頭打ったらどうするん。責任とってくれるんですか〜｣
阪本「それを毎回裏切ってやってくんのがお前やん！｣
「阪本は膝裏弱くないやろ？私は弱いから｣
阪本「強いからやっていい理由にはならへんねん！｣
そんな小競り合いを繰り広げていると、後ろからみきちゃんが呆れて物言う声が聞こえた。
稲田「あんたらもほんま仲良いよな。え〜と、一応聞くけど、付き合っては無いんよね？｣
阪本「は？変な事言うなや気持ち悪い。こいつと付き合うとかまじで無理やし。
全然タイプちゃう、こんなんゴリラと付き合ってると変わらんやろ｣
「いーーーすぎじゃボケ〜喉ごと声帯いてこますぞ青髭野郎｣
阪本「いででででウォェ！！！喉掴むな！！｣
中谷「……まあ、これが付き合ってるところ想像できひんわなあ｣
ははは、と中谷は笑いながら私たちを眺めた。中谷からは喧嘩をする兄弟のように見えているらしかった。
稲田「キショいこと言うけど、まだ中谷の方が想像できるな。｣
中谷「全然キショくないですけど？何言うてんの？｣
「中谷と阪本ってこと？ふーむ、たしかに｣
中谷「むしろ全然キショいやろそれは！！｣
中谷ってキモイけど面倒見良いよな、とニコニコしながら近づくと、胡散臭い顔やめろ、と顔を顰めて若干笑いながら、近づく私の額を押す。
「え〜〜なんでよぉ〜。可愛いやろ〜？ほんまの妹みたいに扱ってくれてもいいねんよぉ？｣
中谷「可愛くない妹すぎるわ｣
「！！！！そんなことがよく言えたもんやほんまに！みきちゃん！ねぇ！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - 流さん» いえいえ全然大丈夫です！！！いつまでもお待ちします☺️ありがとうございます！ (2月21日 8時) (
レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 8ﾋﾌﾍﾎさん» わーありがとうございます😊今リクエストがかなり溜まっておりまして、消化するのがだいぶ先になってしまうかもしれないんですがよろしいですか…！？😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - いとさん» オワ〜いとさん😭😭！こちらこそありがとうございました…！！やっぱりいとさんの書かれるようなダイナミックなtjさんは難しかったです……T Tもっと作品読んで解釈深めないと……🤔楽しんでいたたけたようでなによりです😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - はじめまして！！！！流さんの作品とても好きです！！！いつもニヤニヤしながらお話読ませていただいてます( *´꒳`*)ﾘｸｴｽﾄいいですか？ｸﾛｵﾋﾞのｵｵﾆｼさんのお話が見て見たいです…！ (2月20日 8時) (レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 流さんこんにちは飛んできました！リクエスト答えてくださりありがとうございます、最高でした(；；)私は流さんが書かれる男勝りな主人公ちゃんが大好きなので、それプラス嫉妬tjさんでめちゃくちゃ嬉しい組み合わせでした…！何回も読み返します！(^^) (2月19日 17時) (レス) @page43 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：流 | 作成日時：2024年1月22日 3時
