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阪本｢そんなん、楽しいの？｣
｢楽しくないよ」
俺には、そうやってキッパリ言い切れるのに。
なあ知ってるか。
自分が仮に心の底愛しているからって、相手も愛してくれると言ったら、そうじゃないねんよ。
おまえ、賢いねんからそれくらい分かるやん。
なんで知らん振りすんの。
捨てるのが怖いんか。
それとも捨てられるのが？
俺が拾ったるやんか……
なんて、ポツポツと心の中の言葉が浮かんでは消えていく。
｢私の恋愛なんて、私がいちばん興味無いんかもしれん｣
もうどうでもいいねん、と立ち上がって、まだギャイギャイ吠えている2人を仲裁するように間を割って入った。
ビビって何も言えない俺も、俺だ。
阪本｢おは……、え、……｣
｢おはよう｣
翌日。マンゲキの廊下ですれ違ったAの靴を見て、そのまま顔を上げながら挨拶をした。
そのまま歩みを慌てて止めてしまったから、コンビニで買ったアイスコーヒーが少しこぼれた。
｢もう、何してんのー床汚して｣
阪本｢いや、おまえ……なんやねんその顔、｣
え？とこちらを見やる顔は、酷く無機質なものに見えた。顔の皮膚を無理やり引き伸ばされて笑わせられてるみたいで、背筋が凍った。
そんな笑顔よりも一際目立つのが、右頬の赤み。
阪本｢とぼけられるわけが無いやろ……そんなメイクしててもハッキリ分かる腫れ……何があってんそれ？｣
｢まあ、なんていうか……
昨日彼氏とちょっと、【これ】で話した｣
真顔で拳を突き出すAに、血の気が引いた。まさか、と俺が目を見開いて口をつく前に、Aがその拳を開いて動かす俺を止める。
｢相手がカッとしちゃって、それで……。私も興奮してたし、まくし立てた勢いがぶつかっただけやから｣
事故やから、とサラッと言い退ける彼女にちんぷんかんぷんの俺。
事故とはいえど、暴力を振るおうとした事実はある訳やし、そんなやつと今後付き合って行って、決してろくな事がないことぐらいは馬鹿な俺でも分かる。
自分に危害を加える人に、なんでそこまでして庇おうとすんの？
プッツン、となにかの糸が切れた気がした。
その時の俺は少しおかしかったんやと思う。
阪本｢なあ｣
｢また説教〜？勘弁し……｣
阪本｢俺お前のこと好きやねんけど。｣
｢……え？、ごめん、なんて？｣
阪本｢俺、お前のこと好きやねんけど｣
｢ほんまに2回言うやつがおるかいな｣
そ、それはびっくりやな……！と、面食らった顔でAは数歩後ずさった。
当事者の俺はと言うと、特に緊張した様子もなく、どこか清々しい気持ちで、空いた分の歩を埋める。
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8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - 流さん» いえいえ全然大丈夫です！！！いつまでもお待ちします☺️ありがとうございます！ (2月21日 8時) (
レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 8ﾋﾌﾍﾎさん» わーありがとうございます😊今リクエストがかなり溜まっておりまして、消化するのがだいぶ先になってしまうかもしれないんですがよろしいですか…！？😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - いとさん» オワ〜いとさん😭😭！こちらこそありがとうございました…！！やっぱりいとさんの書かれるようなダイナミックなtjさんは難しかったです……T Tもっと作品読んで解釈深めないと……🤔楽しんでいたたけたようでなによりです😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - はじめまして！！！！流さんの作品とても好きです！！！いつもニヤニヤしながらお話読ませていただいてます( *´꒳`*)ﾘｸｴｽﾄいいですか？ｸﾛｵﾋﾞのｵｵﾆｼさんのお話が見て見たいです…！ (2月20日 8時) (レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 流さんこんにちは飛んできました！リクエスト答えてくださりありがとうございます、最高でした(；；)私は流さんが書かれる男勝りな主人公ちゃんが大好きなので、それプラス嫉妬tjさんでめちゃくちゃ嬉しい組み合わせでした…！何回も読み返します！(^^) (2月19日 17時) (レス) @page43 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2024年1月22日 3時
