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｢うん。そうやな」
中谷｢阪本にあげるん？」
｢まあ、うん」
中谷｢そっか。あいつ、結構期待してるっぽいから、ちゃんとあげたってな」
｢……なんかお母さんみたいなこというねんな、中谷くん」
忘れてないし別に。
そう思いながら、ヘラヘラしている中谷くんの顔見て言った。不本意やけどなあ、と中谷くんは眉を下げた。
｢よかったら、中谷くんにもあげよか」
中谷｢え……、えっ、いいん？」
｢いいよ別に。1個増えるだけやし」
中谷｢あ、そう……優しいねんな、Aさん」
｢よく言われる」
中谷｢へへ、しかもおもろいんや」
ありがとう、今年はゼロで済まなさそうやわ、と中谷くんは笑った。よかったね、と言う意味を込めて、へへと私も笑った。
｢おはよう、吉野」
吉野｢おっはー」
ハッピーバレンタイン、と早速包みを渡してくる吉野。バレンタイン作るん？とか聞いておきながら、結局渡し合いをしたいだけじゃないか、と思ったのは心の中に留めて、ありがとうとそれを受け取る。
｢何作ったん？」
吉野｢それは開けてからのお楽しみよ」
｢ザッハトルテ？」
吉野｢キモ、なんで当たんねん」
｢吉野のことはなんでも知ってるし」
そう言うと、あからさまに照れている様子。これだから彼女にちょっかいをかけるのはやめられないのだった。
照れてしまって、口を聞いてくれなくなった吉野と共に教室に入る。席に座って用意をし、パパっと渡してしまおうと、早速秋定くんの席に行った。
｢あっきー」
秋定｢！？びっくりした、……、何そのあだ名？」
｢今ぱっと降りてきて」
秋定｢心臓に悪いわ」
｢へへ、はい、バレンタイン。義理やけど」
秋定｢本命と思ってないし言わんでええわわざわざ」
ありがとうな、と相変わらず眠そうな顔で微笑む。この彼の物腰柔らかい雰囲気が私は嫌いではない。
｢しかと味わって食え」
秋定｢はいはい」
ほんならねーとその場でお別れして、何やらノートに書いている中谷くんに近づく。
おかしいな、中谷くんがいたら阪本くんがいるはずなんだけど。彼の姿は未だ見かけない。
｢中谷くんおはよう」
中谷｢あ、お、おはよう」
｢これ、バレンタインのチョコ……というか、ドーナツやけど」
中谷｢えらい凝ったもんを……！ありがとうな、わざわざ」
｢全然。ところで、阪本くん知らん？一緒に登校してなかったっけ？」
中谷｢あー……えーっと、あいつ……今日学校来られへんと思うわ」
｢え？なんで」
中谷｢そのー言い難いねんけどさ……」
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8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - 流さん» いえいえ全然大丈夫です！！！いつまでもお待ちします☺️ありがとうございます！ (2月21日 8時) (
レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 8ﾋﾌﾍﾎさん» わーありがとうございます😊今リクエストがかなり溜まっておりまして、消化するのがだいぶ先になってしまうかもしれないんですがよろしいですか…！？😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - いとさん» オワ〜いとさん😭😭！こちらこそありがとうございました…！！やっぱりいとさんの書かれるようなダイナミックなtjさんは難しかったです……T Tもっと作品読んで解釈深めないと……🤔楽しんでいたたけたようでなによりです😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - はじめまして！！！！流さんの作品とても好きです！！！いつもニヤニヤしながらお話読ませていただいてます( *´꒳`*)ﾘｸｴｽﾄいいですか？ｸﾛｵﾋﾞのｵｵﾆｼさんのお話が見て見たいです…！ (2月20日 8時) (レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 流さんこんにちは飛んできました！リクエスト答えてくださりありがとうございます、最高でした(；；)私は流さんが書かれる男勝りな主人公ちゃんが大好きなので、それプラス嫉妬tjさんでめちゃくちゃ嬉しい組み合わせでした…！何回も読み返します！(^^) (2月19日 17時) (レス) @page43 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2024年1月22日 3時
