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え、何、行くの嫌やったわけ？と眉を顰めると、そういうんじゃないけどさぁ、と『七里山超えて』の台本に顔を埋めた。
中谷｢よりハードル上がったのとプレッシャーがすごいやん……」
｢ウフフ、楽しみにしてまーす」
中谷｢ホンマにやめて！！」
うーーと唸ってミュージカルの台本と睨めっこしている中谷。
ミュージカル以外にも、マユリカはただでさえ忙しいので、マンゲキで少し居残りをしているようだった。
｢阪本は？」
中谷｢そらホテルやろ。あいつ、疲れたってすぐ帰りよったし」
｢中谷は帰らんの？」
中谷｢Aおるって聞いたし……ホテル帰っても集中できひんやろな思って」
｢賢い、非常に賢い判断です」
ぐっ、と最後の元気を振り絞って上半身を上げる。周りをキョロキョロみると、遠くの方に作家さんがちらほら。後輩はおらんか……よし。
なんとなしを装って中谷の肩に寄りかかった。母親に甘える子供みたいに、そのまま目を閉じる。
中谷｢……寝るで」
｢知ってる」
中谷｢いやよくないって。眠いんやったらはよ帰りぃな」
｢いーーやーー」
中谷｢それはなんの抵抗やねん笑」
疲れてんねやろ？体調崩すで、とそのまま抱き寄せて頭を撫でてくれるのでより動けるわけがなく。
ウオーーーとっても気分がいい。リフレッシュしていくのを感じる。
｢……久しぶりに会ったし、まだここおりたい」
いつもは言えない本音が、疲れのせいか口からポロッと零れ落ちた。
ぐ、かわいいやんけ、と横でうろたえたように中谷が呟いた。
｢私、いつも可愛いですが」
中谷｢ちょっと賛同しかねるな」
｢おいおい、疲れた彼女を甘やかしてくれよー」
中谷｢俺甘やかすより甘やかされたいからなあ」
｢どこがやねん ほんまに」
そんなこと言うなら浮気しちゃうよーん。
ふざけるつもりは微塵もなかったが、疲れで緩くなった口元がまたいらんことを零す。
中谷｢えー、そんなこと言う？｣
片手で髪をかき分けて、私のゴリゴリに凝り固まった首元に触れる。
つ、とその筋を撫でる指の艶やかな感触が、ぞく、と背中を駆け下りた。
中谷｢ぜっったい無理やで？」
｢はあ〜？やろうと思えば阪本ともできますけど！｣
中谷｢嘘つけや！なんならちょっとお前ら気まずそう〜なところあるやんけ！｣
｢ハア？｣
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8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - 流さん» いえいえ全然大丈夫です！！！いつまでもお待ちします☺️ありがとうございます！ (2月21日 8時) (
レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 8ﾋﾌﾍﾎさん» わーありがとうございます😊今リクエストがかなり溜まっておりまして、消化するのがだいぶ先になってしまうかもしれないんですがよろしいですか…！？😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - いとさん» オワ〜いとさん😭😭！こちらこそありがとうございました…！！やっぱりいとさんの書かれるようなダイナミックなtjさんは難しかったです……T Tもっと作品読んで解釈深めないと……🤔楽しんでいたたけたようでなによりです😭 (2月20日 9時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
8ﾋﾌﾍﾎ(プロフ) - はじめまして！！！！流さんの作品とても好きです！！！いつもニヤニヤしながらお話読ませていただいてます( *´꒳`*)ﾘｸｴｽﾄいいですか？ｸﾛｵﾋﾞのｵｵﾆｼさんのお話が見て見たいです…！ (2月20日 8時) (レス) id: 24374c049d (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 流さんこんにちは飛んできました！リクエスト答えてくださりありがとうございます、最高でした(；；)私は流さんが書かれる男勝りな主人公ちゃんが大好きなので、それプラス嫉妬tjさんでめちゃくちゃ嬉しい組み合わせでした…！何回も読み返します！(^^) (2月19日 17時) (レス) @page43 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2024年1月22日 3時
