7時間目 ページ8
｢永見も今からお昼？」
永見｢まあはい。生徒会の仕事が一段落したんで」
｢それはそれはお疲れ様。私は今から押し付けられそうやけど」
永見｢……、そのお弁当の袋？ですか？思いっきりお昼食べに行こうとしてますよね？」
｢わかる？お昼食べに行くアピールをして、渡される仕事少なくしてもらおうと思って」
永見｢作戦が姑息やな」
堂前さんのことやし、先輩に押し付ける仕事は少ないと思いますよ、と何故か険しい顔をして永見は言う。
そっか、根拠は？と、私もその顔を見上げて言った。
永見もデカいんよなー。顔上げへんと目線が会えへんもん。
永見｢根拠？んー……まあ、ないですかね」
｢え、ぬか喜びの可能性があるってこと？笑」
永見｢ぬか喜びやったときは、なんか僕が奢ります」
｢え、ほんま」
アイス食べたい、と笑顔で言うと、まだ会ってないでしょ、と呆れて言われた。
あーあ、チャンスやったのになあ。なんつって。
秋定｢ごめんお待たせ」
｢ぬか喜びなことを祈っとくわ」
永見｢何かしら仕事は貰うでしょうよ」
じゃあねーと手を振りながら永見とはお別れ。後輩？と聞いてくる秋定に、｢そうそう」と適当に返事しておいた。
コンコン
｢失礼します」
おまたせしました、とあくまで腰を低くして部屋に入る。
待ってたでーと呑気に言う堂前さんが、後ろの窓の光に当てられ、神々しく座っていた。
堂前｢遅かったな」
｢色々ありまして。辻さんに走ってもらいましたが」
堂前｢俺がパシッた。永見もおったけど、辻使った方が申し訳なさで早く来てくれるかな思った」
｢ホンマに色々あったんです」
横にいる秋定を見るなり、堂前さんはパチクリ瞬きした。
堂前｢……もしかして、2人でお昼？」
｢はい。仕事は何かなあ、と」
堂前｢嫌なアピールやなあ。これ、文化祭に掛る費用まとめた書類。次の会議で話すから、目通しといて」
それだけにしといたるわ、と肩をグッと押されて座ったまま頭を撫でられた。
ありがとうございます、とポカンとしたまま、素直に撫でられて、書類を受け取った。
堂前｢はいよぉ。よろしくなー」
お昼楽しんで、とにこやかな笑顔で見送ってくれる堂前さん。ぺこ、と頭を下げて秋定と屋上へ向かった。
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流(プロフ) - 名無さん» ウオーーーありがとうございます😭😭めちゃくちゃやる気出ます🔥🔥🔥🥲⚡️ (5月11日 23時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
名無(プロフ) - この長編まじで好きです！！！！！💖秋定さんのキャラが良すぎて尊いです！！！！😭 (5月11日 19時) (レス) @page13 id: b30af06092 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - しょくぱんさん» うわーー！！！コメントありがとうございます！！！気づかなくてごめんなさい😭😭🙏こっちめちゃくちゃ更新止まってて申し訳ないです…ボチボチまた始動していきますのでよろしくお願いします😖 (5月11日 12時) (レス) @page12 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
しょくぱん - 初めまして！コメント失礼します🙇🏻♂️流さんの書かれる小説めちゃくちゃ良くて好きです！ (2023年3月7日 21時) (レス) id: c94fe41498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年2月22日 18時
