22時間目 ページ23
｢なんでそんな目逸らすん？」
阪本｢い、いや、来るなんて聞いてなか、なかったから」
｢それはごめんやけど……」
しかもボーカル？阪本が？と少し疑問だ。
中谷とはカラオケに行ったことがあるため、その歌唱力は知っているけど、阪本は一切の未知。
ボーカルを張れるほど歌が上手いなんて知らなかった。
｢へえ、これ見学しててもいいの？」
さすけ｢ええよぉ」阪本｢あかん」
｢……え、どっち？」
さすけ｢なんでぇ！？A姉さんおった方がやる気出るやん！」
阪本｢Aおったら緊張すんねん！！嫌や絶対！！」
ごちゃごちゃ口喧嘩をし始めるさすけ達。
男どもがうるさいですね、と山崎ちゃんは横で紙パックのジュースを飲みながら呟いた。
｢これは私、おらん方が良さそう」
山崎｢でも本番来られるんですよね？さすけさんが言ってました」
｢まあね〜誘われたし｣
山崎｢今回は整番制ですから、1番あげんねん！ってめちゃくちゃ意気込んでましたよ」
｢え、1番？それって貰っていいやつ……？早いもん勝ちなんちゃうん？ずるない？｣
山崎｢いいと思います。運営が言ってるので」
そんな真顔で……あかんのちゃうのそれ。運営に問題あるやつやんそれ。
ところで、ほかのメンバーはどこへ行ったのだろう。
さすけがキーボードとして、阪本と山崎ちゃんはボーカルらしいから、
あと残っているのは、ドラムとベースとギターか────。
？｢あ！Aやん！なんでおんの！」
あら〜？？聞いたことのある声……。ギョッとして後ろを振り向くと、ふにゃふにゃの顔で笑う堂前さんと、
お菓子を頬張りながら目を張る辻さん、
そして｢お、美人」と呟く山本さんの姿があった。
三国志？(違う)
｢え、お2人もこのバンドに……？」
堂前｢あれ？言ってなかったっけ？」
辻｢俺ら軽音楽部で同じバンドやで」
あ、そうなんですね〜。
意外とすんなり入ってきた真実。あの根暗な阪本がボーカルなのがまず驚きだったので、そこまでびっくりはしない。
山本｢早瀬〜久しぶりやな」
｢おかげさまで、はは」
堂前｢それより俺はポイとAが知り合いなんがびっくりやねんけど」
｢まあ色々あって」
辻｢Aはいろいろあるなあ」
なに、練習見てくれんの！とワクワクしながら堂前さんは言った。そのつもりだったんですけど〜と笑いながら阪本の方を見た。
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流(プロフ) - 名無さん» ウオーーーありがとうございます😭😭めちゃくちゃやる気出ます🔥🔥🔥🥲⚡️ (5月11日 23時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
名無(プロフ) - この長編まじで好きです！！！！！💖秋定さんのキャラが良すぎて尊いです！！！！😭 (5月11日 19時) (レス) @page13 id: b30af06092 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - しょくぱんさん» うわーー！！！コメントありがとうございます！！！気づかなくてごめんなさい😭😭🙏こっちめちゃくちゃ更新止まってて申し訳ないです…ボチボチまた始動していきますのでよろしくお願いします😖 (5月11日 12時) (レス) @page12 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
しょくぱん - 初めまして！コメント失礼します🙇🏻♂️流さんの書かれる小説めちゃくちゃ良くて好きです！ (2023年3月7日 21時) (レス) id: c94fe41498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年2月22日 18時
