▶︎ ページ44
.
「はいもしもし」
阪本「なんで出えへんねん!!」
「ごめんごめん。祐太からかかってきとったから、」
阪本「は!?なんで中谷の方優先すんの!?俺ちゃうん!?なんで!?」
「いや、私も最初匠伍のやつでたと思ったんやけどなんでか祐太の声が……」
阪本「その祐太ってのやめて!!中谷でいいから!俺だけでいいわ匠伍って呼ぶん、あいつ調子乗るからやめて」
「変なこと言わんといて。下で待ってるから、早く用意して降りてきて。
祐太くんが飲みたいって言うてるから」
阪本「あいつまじでぶっ殺」
す、っていう前に電話はブチッと切れてしまった。
忙しいなあ、ほんまに、と呆れながら私は下に降りた。裏に回って、壁によりかかりスマホをいじって待つ。
数分もしないうちに扉が開く音が聞こえた。
しかし、聞こえてきた声はあまり聞き慣れない声で。
?「あれ?Aさん?」
「……あー!きんちゃん!」
きん「え?笑 きんちゃん?笑」
「あ、ごめんなさい、匠伍がきんちゃんきんちゃん言うから移ってしまって、」
馴れ馴れしかったですね、すみません、と慌てて謝ると、
いやいやいや!全然いいです!むしろ嬉しいです!ときんちゃんは笑う。
かわいい。クマみたい。朗らかだなあ。
その後ろからにゅっと出てきた細身の男性。この人なんか見た事あるな、と思ったら、
ネタを見たニッポンの社長さんだ。個人名は知らんけど。
「私の名前覚えててくれたんですね」
きん「もちろんですよ!マユリカがAさんAさん言うてうるさいし!忘れられるわけないんですよねー」
あはは、と優しい声色で言ってくれる。
きんちゃんはな、劇場で一番人気やねん、と匠伍が自慢げに言ってたのもわかる気がする。
?「あ、この人が例の」
後ろに佇む男の人は言った。辻さんもAさんのこと知ってはるんですか?ときんちゃんが聞く。
辻「いや、俺もマユリカが言うとったから気になって。僕ニッポンの社長 辻って言います。
よろしくお願いします」
ナチュラルに自己紹介されて、手を差し出された。
.
217人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流(プロフ) - 優香さん» お久しぶりです〜😭りぼんやっぱりマストなんですね……私はばっちりコロコロ読んでました 論外すぎる (2023年5月11日 1時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - お久しぶりです!ちゃおとりぼんで吹き出しました笑 私はりぼんとなかよしでしたw (2023年5月9日 23時) (レス) @page36 id: aada9f26af (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - △さん» わーー良かったです〜😭ちゃんとオチとして落とせたのか不安でしたがそう言っていただけて安心しました……😢❤️この小説執筆意欲のフルエンジンかかってる時に書いたのでめちゃくちゃまとまってます笑 (2023年5月7日 10時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - さかよさん» コメントありがとうございます😭やっぱり東京進出悲しいくて書いちゃいました😭こちらこそこれからもよろしくお願いします🙏 (2023年5月7日 10時) (レス) @page28 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
△ - 秋定さんと星座の話めちゃくちゃ最高でした!!!全部が全部刺さりすぎて放心してます!!!公開してくださってありがとう!!!!!! (2023年5月7日 1時) (レス) @page30 id: 733d145fde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:流 | 作成日時:2023年2月22日 2時