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阪本｢Aさんボーカルもしてるんですよね？｣
｢うん。一応ね、やらせてもうてるけど｣
辻さんと密閉した空間で2人だけ。ついさっきの練習してる様子が頭に思い浮かんだ。
阪本｢Aさんの都合が良かったら、僕にも教えてくれませんか？｣
｢……、お、おお、ボーカルを？｣
阪本｢まあなんていうか、その、飲み屋で言うてたアドバイスみたいなの……｣
くれたら、だいぶスキルアップに繋がるかなって、とだいぶ苦しい言い訳を呈す。これは難しいか？とチラッとAさんの顔を見た。
｢いいよ｣
阪本｢……、僕が言うのもなんですけど、マジェマジェって結構暇なんですか？｣
｢暇なわけあるかい！失礼やな！｣
ファーストアルバム出るんやろ？そら頑張らななあ、とAさんは辻さんの方を見て言った。俺もそれでやねん、と奥から顔を覗かせる。
｢努力してる子は好きや｣
辻｢Aさん基本二つ返事でくれるからなあ。｣
｢君らだーけー｣
特別可愛がっとんや、と立ち上がる。いつがいい？君らは芸人さんもやってるから忙しいな、いつでもいいよ、とやはり表情は汲みきれないが、言ってる言葉の内容的にポジティブっぽい。
阪本｢あ、え、じゃあ、明日……｣
｢明日ー！？フットワーク軽！笑
いいよ、明日ね｣
はい、とスマホを渡された。え？と思わず瞬発的に顔を上げると、LINEーと鬱陶しそうに揺らす。
｢時間とか決めなあかんでしょ。LINE交換しよって言ってんの｣
察し悪いな〜とニコやかに笑う顔に、ドギッと鈍い音を立てて心臓が跳ねた。あの残念やなあと言われた時とはまた違う、重みのあるなんとも罪深い音だった。
マジで全然タイプじゃないのに。もしかして、好きなん？
そして対バン当日。それまでにボーカルの練習のために、何回かAさんとは顔を合わせていた。
だから、さすけとか堂前さんとがか言ってた、｢久しぶりに会ったー｣っていう、そういう叙情的な言葉を表すような気持ちはなかった。
確かに辻さんの言う通り、Aさんは変わった人で、そして俺が思うより親しみやすい人だった。
冗談も言うし、俺より余裕で明るい。その感情を表に出すこそすれ少ないけれども、2人きりでいるとその根明さがいやでもよくわかる。
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流(プロフ) - 優香さん» お久しぶりです〜😭りぼんやっぱりマストなんですね……私はばっちりコロコロ読んでました 論外すぎる (5月11日 1時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - お久しぶりです！ちゃおとりぼんで吹き出しました笑 私はりぼんとなかよしでしたw (5月9日 23時) (レス) @page36 id: aada9f26af (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - △さん» わーー良かったです〜😭ちゃんとオチとして落とせたのか不安でしたがそう言っていただけて安心しました……😢❤️この小説執筆意欲のフルエンジンかかってる時に書いたのでめちゃくちゃまとまってます笑 (2023年5月7日 10時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - さかよさん» コメントありがとうございます😭やっぱり東京進出悲しいくて書いちゃいました😭こちらこそこれからもよろしくお願いします🙏 (2023年5月7日 10時) (レス) @page28 id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
△ - 秋定さんと星座の話めちゃくちゃ最高でした！！！全部が全部刺さりすぎて放心してます！！！公開してくださってありがとう！！！！！！ (2023年5月7日 1時) (レス) @page30 id: 733d145fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年2月22日 2時
