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その理由はというと、私たちの単独が近いからだ
こんな状況で相方のことを殺したいほど憎むべきでは無いのだろうが、
そもそも裏切った小町が悪いので、私は一切悪びれはしない
先輩たち、また満席やったやん!とか、めっちゃおもろかったやん!って、褒めてくれるかな
この世界に先に飛び出した先輩方達に、認めて欲しいがためにがむしゃらに。
お客さんの需要と、私たちができる範囲の供給、なるべくどちらも行き過ぎないように均衡を保たせてきたつもりではある
チラッと視線をあげると、中谷が近くの席に腰を下ろした
来たな汚れた堕天豚め 顔も見たくないわ
いくら声をかけられようと、私は無視するつもりだ
中谷がこちらに気づいた
中谷「あ、A昨日は……」
「……」
中谷「あの、A?」
「……」
中谷「え、無視??」
おまえとは話したくない
そういう意思を込めて、精一杯首を振る
ガーンって音が中谷から聞こえた気がした
中谷「お、俺らが、お、おちょくったから……?!俺らが、しつこく、敬語使えって言ってたから……!?!」
「…………」
中谷「うわぁ、あっぁぁあ、やばい!!やばい、」
気持ち悪 なんか鳴いてる
うっすら目に涙の膜が張ってる気がする
え、泣くの早ない?
昨日の私こんな感じだったのかな。めちゃくちゃ気持ち悪くない?あっきーごめん ほんとに巻き込んだ
山本プロ野球「うるさいぞ〜豚」
中谷「豚って言うのやめてくださいよ!!」
山本プロ野球「アレ?なんかA機嫌悪い?」
「悪くないですよ」
中谷「やっぱ俺の事無視してるやん!!」
「……」
中谷「ほらぁあ゛!!」
山本プロ野球「ちょ、ホンマにうるさいわお前。ちょっと黙れ」
中谷「うぅ゛……」
私から大まかな事情を聞いたポイさん 開口一番それはこの不潔が悪いやんと、
最初は私を疑ってかかっていたのにも関わらず中谷をバッサリ切り捨てる
山本プロ野球「無視して当然やな。せっかくやし、阪本もさすけも原田も無視したら?」
「例外なくそうするつもりです」
山本プロ野球「んはは、漲ってるねぇ」
「同期で信じられる男って、もうあっきーぐらいしかいないんで」
そこに誰かいますか?私には透過して見えへんなあ、と
わかりやすく嫌味を言って荷物を持ち、
中谷から離れるように移動する
もう終わりやーーー!!!と金切り声を上げながら
絶叫する中谷に、少しいい気がした
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流(プロフ) - yuさん» 放りっぱなしですみません〜😭😭⚡️💦ボチボチ更新していきます😭よろしくお願いします🙏😭✨ (5月11日 23時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 更新再開頂いて大変嬉しいです!! (5月11日 17時) (レス) id: 68eebadd8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2023年1月19日 15時