わちゃわちゃわちゃ

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そのあと、原田に仕掛けてみても同じだった


｢原田……さん？｣


原田｢ん！なに？昼飯？また奢れって言うなよ〜？自分が可愛い後輩やって自覚あるからってよォ〜｣


あかん、こいつはそういうこと言いそうやわ、って変に納得しちゃった……。やっていっつも変なんやもん。


ちなみに原田の誕生日より、私の誕生日の方が遅いので、実質年上だよねというほぼ無理やりなこじつけなのだが……


今見てるのは、私の悪い夢なんじゃないかって
100億回思った ほんまに



阪本｢A〜？」


中谷｢Aー！」


原田｢Aーーー」


さすけ｢Aちゃーん！」



狼狽している私を面白がってか、異常に絡んでくる4人


今日見た狂気的な顔はマジで忘れられないと思う



後輩からは変な目で見られるわ、

真面目に先輩から心配されるわ、

コーナー中も、マユリカ相手にタメ口で喋ったら、はあ？みたいな顔をされて、嫌々敬語に


そんなことしたらMCの河野さんが黙ってるわけが無いやんか


めちゃくちゃにいじられ、それでも強要してくるマユリカが怖くて、

やめたくてもやめられなくて、

変な状況の板挟みでむっちゃ吐きそうやった


どうにか空元気で立ち回ったので

お客さんのリアクションは予想以上に良かった



"もう散々"

今日一日を一言で表すとそうなる


マジで過言じゃなくて、その日一日は、

大晦日のイベントよりしんどかった


特にその4人との会話とか接し方が、

死ぬほどたどたどしすぎて、NSCで

初めて出会った時を思い出す


ザラザラとした空気をずっと肺に溜め込んでるみたいで

自分でやろうとしたながらに、めちゃくちゃ後悔してる


日も傾き始め、宇宙庭園としては

全ての公演を終えた なんとかだけど


最後の最後まで謎なのは、なぜ私の敬語に

他の4人が動揺しなかったかということ


疲労困憊


その言葉が似合う私が

なんとか重たい体を引き摺って

エレベーターに向かっていた時


後ろからトントンと肩を叩かれる

ゾンビのように振り返ると───



｢……！あっきー……！！」

秋定｢よっ、おつかれ」


なんか今日めっちゃ疲れてない？大丈夫？とあっきーこと秋定は、

いつもの暖かい笑顔でそう言った


途端にその優しい顔を見ると、我慢して堰き止められていた

色々な感情のダムが決壊した



｢ゥゥウアウ、ウウァァア、アッ、ァァあっき〜〜〜〜(；；」

秋定｢え！？なになに！？なんで泣いてんの！？」

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