laughing

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【ルナムーン兎の場合】





兎｢へええ！！アンタがさすけの代わりに大喜利やってくれんの！さすけおもろいけど大丈夫！？｣



俺おもろないやつ嫌いやねん！と満面の笑みでにこちらに駆けてくる宇宙服を着た男性。


イラッとさせる面持ちだ。それに初対面の人間に嫌いとか言ってくるその精神も腹立つ。


無意識に舌打ちが出た。



兎｢え！？今舌打ちした！？俺に！？なんでぇ！？ ｣


｢ここどこなん｣


兎｢大喜利サミット本会場スペースシップ！それ知らんときたん？はは、アンタ何しに来たん！｣


｢知らん。返してくれ｣


兎｢え！？え、それは困るわ！大喜利してもらわんと！｣



焦ったように後ずさりしていう宇宙飛行士。それに迎撃するように一歩進み出た。


｢なんでやねん。さすけにここ来たらええ言われただけや。大喜利なんてお笑い芸人でもないしやらんわ｣


兎｢あれ〜……！？俺の読みとった波動と全然ちゃうねんけど〜っ！？アンタさ、もっと普通は物腰柔らかい、地球で言う……関西系女子やろ！？｣


｢黙れ。はよ帰せ言うてんねん｣


兎｢なんでやねん！！やれって大喜利！さすけが言うてたのと全然ちゃうやん！｣


｢やから知らん言うてるやろ！！｣



そう言って胸ぐらを掴むと、うわああなんやねんこいつ！！とまた甲高い声で叫ぶ。


なんでこんな人をイラつかせるような周波数をしているんだこの声は


離してー！！とうるさいので、乱暴に手を離す。するとまた陽気に話しかけてくる。そのメンタルどこから来てるんだよ



兎｢な！お願い！俺ルナムーン兎！さすけとは仲良いし、なんも怪しないから！オオギリで遊んでくれるだけでいいから！｣



そう懇願してくるルナムーン兎とやら。全く、最初からその態度で来ていたらこちらも快く受けただろうに。



｢……大喜利したら返してくれるの？｣


兎｢そう！その感じ！それがほんまのアンタやろ！なーにー？初対面の俺にイキって虚勢張ってたんけ！？可愛いやん、がっ！？｣


｢うるさい はよ案内せえへんとそのヘルメットかち割るぞ｣


兎｢怖……！！もう帰ってもらいたいわ｣


ちなみにオオギリおもんなかったらペナルティあるから、そこんとこよろしく！さすけは今までペナルティにあったことない優秀なやつやねん！と自慢げに話しながら前をルンルンで歩くその姿に目眩がした。







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