laughing

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平井｢Aが良かったらやねんけど、｣


｢ん？｣


平井｢膝、借りてもいい？｣




エ？




一瞬思考が止まる。膝を借りる、ということは、それって、膝枕！？


エーーー！！！！と一気に心拍数が上がる。


そんなカップルみたいなこと！？と、返事に困っていると、


｢ここのソファ固くて首が痛いねん、｣


とショボショボの顔を上げて懇願するように平井は近づいてきた。


あ、拒否権ない感じなんや！おじいちゃんみたいな理由！



｢私の膝で良ければ全然ええけど！｣


平井｢ほんまー？ありがとう、遠慮なく借りるわ｣



よいしょ、と可愛い掛け声とともに、ぽすんと平井の頭が膝に乗った。


猫のように縮こまる平井が私の膝にいる。


かわいい。


気がつくと、いつの間にか頭を無意識に撫でていて、実家にいる大型犬を思い出した。



｢うわっ！や、ごめん、これは違くて……｣


平井｢いいね、それ。落ち着くわ。ずっと頭撫でといてや｣



！



その言葉が嬉しくて、思わず浦井の方を見た。



まるで孫の様子を見るおじいちゃんみたいな顔で私たちのことを見守っているのが面白すぎて、


平井を気にせず爆笑してしまった。








結局最後は私もその眠い雰囲気に負けて、普通に寝てしまったが、


後々浦井に聞いた話では、平井は勇気をだして膝枕をお願いしたあたりから緊張しすぎて、


今まであった眠気が全て消し飛んでいったらしい。



浦井｢眠眠打破より効果あるやん｣


相方｢付き合ってないのがまじで不思議だね｣



Aのおかげでめちゃくちゃネタ作り捗ったわ、またよろしく、と、


平井はクールに言えたと思っていたっぽいけど、耳まで真っ赤なの、隠せてないよ。



ね、このめちゃくちゃ変でかわいいところが私は好きなのだ。










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大ハズレアタリ : T.Domae→←▶︎

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