laughing

only me ! : S.Sakamoto ページ24

(マユリカ 阪本)










(リクエストありがとうございます！)










(月.経 表現あり)








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絶賛私は死んでいた。


絶賛死ぬってなんか文字おかしいけど、本当にその状況なのだから仕方がない。



生暖かい下半身

常に秘部が濡れている感覚

じんじん痛むお腹


そう、例のガールズデイである


面倒くさすぎる 女であることに何も不満はないけど唯一点を上げるとするならこれだな 不満オブ不満


露骨に体調が悪いようなアピールをするみたいに、
お腹をさすって腰を曲げるなんてことはしたくないので、
あくまでも普通を装い、スマホをいじる。


の、だが、やはり痛い。薬は飲んだはず……なのに、全然効いてない！！気がする！！え、遅効性？遅効すぎない？


すると、斜め前にいた阪本がおもむろに口を開いた。



阪本｢……A、なんかテンション低ない？｣

｢はい？(はい？)｣



あかん 悟られとる 私嘘下手すぎ？？



｢いやそんなことないけど｣


阪本｢なんか顔色悪いで｣


｢あー……天気悪いからかな｣


阪本｢今外カンカン照りやで｣


｢暑いからかな｣


阪本｢いや……むちゃくちゃやん｣



ん、悪い席外すわ


あまりにいたたまれない


少し気分も悪くなってきたので
阪本とはそれっきり、そこでお別れした












断じて、不幸アピールをしたい訳では無い。


しかしまあ、この何とも形容しがたい痛みを、
何となくで察して優しくしてくれないものかと


最大限わがままを言うならこのまま仕事を放棄して暖かいものを食べて寝たい。


くぅ〜〜とお腹を抑えながら
どこか安心できる場所はないかと
ただ宛もなくうろつく


徘徊するのもあれなので
仕方なく楽屋に戻って、かった〜い椅子に座る


毎回後輩たちになんであんたここにおんねんって言われるけど
いやいや私なんてまだまだですよ


ああいうやわらか〜い椅子に座るのはM-1とかKOCとかのファイナリストとか、


何かしらの賞レースをとったりだとか、歴の長〜〜い兄さん姉さんだけ


相方はその兄さんたちの恩恵を受けて我が物顔で座ってるけど


私はそんなに図々しいことできひんからさあ


よほど苦い顔をしてたのか
フラフラと近づいてくる影が一人

私は俯いていたから、膝に影がかかったことで
誰かが私のそばにいることに気づく


自分今めちゃくちゃ血生臭いよな
わかってる やから近くに寄って欲しくないんやけど












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