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【原田サンの場合】
｢はあもう最悪……｣
なんなんここ、とパニックになって腰が抜けてその場から動けない。いい年齢にもなって、泣きべそかきそうだ。
原田｢ンン？このスペースシップに限って、迷子お？｣
｢ギャッ！｣
野太い声が聞こえたかと思えば、後ろに佇む変な男の人。私のことをジロジロ見て値踏みするような目つきに、思わず口元が歪む。
原田｢さっきさすけとか言っとったけど。アンタあいつの知り合い？｣
｢……し、知り合いですけど騙されました。私を取って食う気ですか？｣
原田｢はあ……マジでさ、なんで地球人って俺らが現れた瞬間食べるとか変な被害妄想し出すん？
さすけもそうやったけど、自分の見た目に近いやつ食わへんて｣
大体名も名乗らんと失礼やろ……とブツブツ文句言ってる人に、私はぽかんとして見つめるばかり。
なんか、異星人って感じしないな……。それはその某日曜アニメのガキ大将のような服と見た目のせいであろうか。
原田｢で、あんたはさすけに騙されてここに来させられたって言いたいんやな？｣
｢アイツ風邪ひきよったんです。この……なんの集まりか知らんけど、全く事情知らん私に預けてばっくれよった｣
原田｢ふむ……あんたの言うこと信じる義理ないけど、確かにあいつはそういうこと余裕でするやつやしな。
わかった、信じたるわ｣
｢……信じひんかったら、どうなってたんですか？｣
原田｢んーーーー？？｣
まあ、取って食ってたかな……とニヤつく男性。怖すぎて喉がキュッとしまって声が出なかった。
完全に肩を竦めて、その場からざりざりと足だけで逃げる。相手はダルそうに呟いた。
原田｢あービビらせてもうた、すまん。
俺は原田サン。太陽からオオギリしに来てん。
で、アンタが帰るには今から開催されるオオギリサミットに参加せなあかんってわけ！｣
なに？腰抜けてんの？しゃあないなあ、と私の手を握ってグッと引っ張る。立ち上がれもしなかった足が急にグッと力を帯び始めた。じんわりと腰が暖かい。
｢え、？な、なんで……｣
原田｢よし、これで行けるな。ほんなら俺に着いてきて｣
あんたとはなんか気が合いそうやわ、よろしくな、と笑うその顔に、何故か嫌な感覚は持たなかった。
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ﾃﾝﾌﾟﾗ衣 - 流さん» そうです！！覚えてくださってて嬉しい♡…続編と共に更新楽しみに待ってます✨ (2023年1月13日 7時) (
レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - ﾃﾝﾌﾟﾗ衣さん» リクエストありがとうございます❣️もちろんです〜！お話いっぱいいっぱいなので、続編で書かせて頂きますね〜🫶💓たしか前にもコメントくださってましたよね…❓嬉しいですありがとうございます😭💓 (2023年1月12日 22時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
ﾃﾝﾌﾟﾗ衣 - リクエスト失礼します💦 ニッポンの社長さんの辻さんでお話かけますでしょうか？？ ほんとに主様のお話大好きです！更新頑張ってください❤️🔥 (2023年1月12日 22時) (レス) id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 名無さん» リクエストありがとうございます！かしこまりました❣️どきゅんどきゅんさせたいと思います🥰🫶 (2023年1月8日 18時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
名無 - リクエストさせていただいてもよろしいでしょうか...？どのようなシチュエーションでも構わないので、domaeさんと芸人仲間ではなく一般人の主人公のきゅんきゅんするお話が読みたいです><流さんの書くお話が大好きです、これからも陰ながら応援しています!!! (2023年1月8日 15時) (レス) id: b30af06092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2022年12月29日 3時
