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さすけ｢え、姉さんも東京行くん！！！？やった〜！！！！嬉しいすぎるんやけどぉ！！どこ住むん！？もう決めてる？！｣
｢どこから湧いてきてんあんたは
住む所はまだ決まってないよ……昨日覚悟決めてんから｣
さすけ｢アハハ、やっぱ姉さんは寂しがりやな〜〜｣
｢うるさい｣
ヤッタ、ヤッタ、と子供のように喜んでいる2人を見ると、なんだか勇気を出して言って良かったなと思えてきた。
そんなとき、丁度奥から一足先に上京組の熊プロと中谷がやってくる。ええ所に！ときんちゃんがすかさず反応。
きん｢おうお前ら！相変わらずラブラブしてんな！Aも東京行くってや！｣
熊プロ｢え！！ほんますか！？てか最初の一言余計やねん！ラブラブしてへんわ！！｣
おめでとうございます！と熊プロが駆け寄ってきて、
ていうかなんか久しぶりちゃう？マンゲキにもあれっきり全然返ってこんし、まじなに、すぐ帰ってくるとか嘘やん、
とか色々な気持ちが渦巻いてまた目頭が熱くなった。
熊プロ｢あ、Aさんまぁた泣いてる。ほんま泣き虫ですね｣
｢だから゛泣゛い゛てな゛い゛って！｣
熊プロ｢無理あるやろそれ｣
よしよし、と頭を撫でてくる熊プロに素直にされるがまま。なんで後輩にあやされてんねん。
それに遅れて反応した中谷が｢エーーー！！｣と大きく叫んだのが聞こえた。
中谷｢Aほんまか！！いやーーーん、おめでとうな！ってうわーー……泣いてる……｣
｢そんな引いた声でリアクションせんといてくれ……｣
中谷｢俺らが卒業する時もしこたま泣いとったもんなぁ〜可愛らしいこっちゃで｣
｢うるさい黙って｣
中谷｢泣いたまま言われても全然こわないな〜｣
アハハ、はよ泣きやみーや、めでたいねんから、と中谷も便乗して肩をなでる。
なんで私もこんなに泣いてるのか分からない。気持ちが高ぶるとすぐ涙が出てくる。
すると、ニコニコしていた中谷が、急にガクンといなくなる。
え？と目をぱちくりさせると、涙で掠れた視界で、倒れ込んだ中谷を睨みつけながら片手をあげている阪本がいた。
阪本｢おまえか。またAを泣かしたんは｣
中谷｢俺ﾞちﾞゃﾞうﾞっﾞてﾞぇ゛ーー！！！｣
こかすことないやろ！！と下で蠢く中谷。で、なんで泣いてんの、とじろりとそのままこっちを見る。
私が口を開く前に熊プロが説明した。
熊プロ｢Aさん、上京するらしいです。なんで泣いてるんかは正直分からないです｣
阪本｢えっ｣
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作者名：流 | 作成日時：2024年3月3日 22時
