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｢へえ、コンビ名は？何年目？｣
中谷｢そんな気になる？？
えーと、……なんか恥ずかしいな……マユリカです。芸歴は、えっと、4年目｣
｢マユリカ……覚えとこ｣
中谷｢見に来てくれんすか？笑｣
｢手売りしてたら買うわ｣
ニヤ、と笑ってよいしょと立ち上がる。俺はそれを目で追いかけた。
｢はい、これで半額。若手よ、存分に食らうがいい｣
中谷｢どうも｣
彼女について行くように俺も立ち上がった。もちろん弁当も忘れずに持って、レジに行く。
なんとなく、会話を終わらせたくなくて話しかけた。
中谷｢Aさんはいつも夜勤してんの？｣
｢ん？うん。｣
中谷｢当てていい？職業｣
｢は！？あは！いいよ！なんやと思う！？｣
中谷｢んーー……｣
つくづく変な会話だ。初対面だと言うのに、一切の緊張感なく喋れている。
俺自身、人と会話することが好きなのもあるが。
阪本やったら絶対無理やろな。Aさんに話しかけられても、眉間に皺寄せて、ジロジロ見て｢あ、はい｣とかいって、おもんない会話すんねやろな。
中谷｢……大学生、？｣
｢おーい、普通すぎひん？｣
残念、違うねんなーとレジを打つ。
4つ折りになった1000円を差し出して、｢正解は？｣と顔をも挙げずに言う。
｢次会うまで考えといてよ｣
中谷｢え？｣
｢また来てくれるやろ｣
ん？とお釣りを差し出しながらそういう彼女。かなり、やり手らしい。普通にドキッとして、挙動がおかしくなった。とおもう。
中谷｢あー、うん、まあ、気が向いたら｣
｢煮え切らんなあ笑｣
これ、頑張ってる中谷くんへサービス、と小さいチョコレートを握らされた。
｢ちゃんとお金払ってるから安心して食べていいよ｣
頑張ってね、お笑い、と、とびきり明るい笑顔で送り出してくれたAさん。
それから彼女の働くコンビニに、宛もなく深夜に何度も行っては、話をしたり、無駄遣いをしたことは、俺の若手の頃の大切な思い出であった。
今思えば、俺は、Aさんのことが好きやったんやと思う。
この単純な脳みそのことやし、Aさんはちゃんと可愛かったし。
冴えない俺にも優しくしてくれて、なんなら勘違いしそうなこと何回もされたし。
でも｢好きです｣って、よう言わんのが俺で、なんか、深夜に約束もせずフラッと会える、そんな秘密の友達みたいな関係が好きで、
というのも言い訳なんやろうけど、彼女にフラれたら多分、立ち直られへんぐらいショック受けるやろうなと思って、
ずっと気持ちを燻ったまま、若手の頃は足繁く深夜のコンビニに通って、毎日を過ごしていた。
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流(プロフ) - かっこさん» 🍔さん！！😭存じ上げております！！まさかこんな所でも会えるとは……こちらの方でもよろしくお願いします😭🙏 (1月8日 21時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
かっこ - えっえっまさかまさかのTikTokで存じ上げておりました……！！あの神絵師様だったとは……！！！TikTok、僭越ながらフォローさせていただきました！！🍔です！！ほんと、いつも供給おサンクスです！！応援しています！！😭😭 (1月8日 15時) (レス) id: c6e86dc049 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - かっこさん» ウワ〜ありがとうございます😭😭分かりにくくてすみません〜😭この小説の2話目の宣伝というお話に、ポイピクというイラスト投稿サイトに載っけてます…！！！めちゃくちゃ夢絵ばっかりですがたまに更新してるのでよかったら…！！ (1月8日 12時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
かっこ - 初コメ失礼します！小説、いつも繰り返し見させてもらっています！質問なのですが、流さんのイラストはどこで見られるのでしょうか…？😭流さんの小説大好きなのでイラストも拝見させていただきたいのですが調べても出てこなくて…教えていただけませんか😭 (1月8日 8時) (レス) id: c6e86dc049 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 東雲 櫂(しののめ かい)さん» ワ！！おすすめからありがとうございます！！🥲🥲💞ハエ〜〜〜嬉しいです😭😭😭💞💥💞💞励みになります…………😿😿😿🎶💙 (12月19日 15時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2023年12月18日 14時
