happiness

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「突然なんですけど、阪本さんのお腹、触ってもいいですか？」


阪本「……はい？」


「お腹」


阪本「い、嫌や、なんで？」


「お願いします！後輩を助けるつもりで！」


阪本「なんで腹触って後輩助けんねん？」



お願いします！この通りです！と手を合わせながら懇願


お腹……？？と横にいた中谷さんもハテナを浮かべている



60kgならお腹はだれてないはず


私は女だし、確認できるすべはもうそこしかない



「お願いします……お願いします」


阪本「……はあ……まあ、そこまで言うならええけど？」


「ほんまですか！」


阪本「その代わり」


「え」


阪本「Aのお腹も触らせて」


「…………ええと」


中谷「それは、…セクハラになりますねえ……」



言いにくくてモゴモゴしていたところを、助け舟を出すように中谷さんがジト目で言った


え？みたいな、全くその考えが根底になかったみたいな顔をしてる阪本さんは、じわじわと顔を曇らせていく



「さすがにお腹触らせるのは無理ですけど、……ええと、コンビニスイーツなにか奢ります……｣


阪本「それでええわ……ごめんな、なんか……」


「こちらこそ……なんかすみません……」



じゃあ、お言葉に甘えて……とお腹を失礼する



さわさわと撫でると、こそばいて、と阪本さんは控えめにケラケラ笑う


うーん、……そこまで引き締まってる感じしなくない……？っていうか、なんならちょっと……余ってる気が……お肉が……



60kg、嘘じゃない？



この手が感じた阪本さんの体重はせいぜい67……もしくは70前半


絶対にそう！私よりも重い！


勝ったー！と思わずその場でガッツポーズ


なんやねん、と阪本さんが呟いたのがわかった



阪本「さすがに気持ち悪いから理由教えてくれへん？」


「あ、えーと、マユリカさんのWikipediaを見ていたら阪本さんの体重が目に止まって……60kgって書いてあったから、私と同じくらいやんってビックリしちゃって……」


阪本「あー……それ多分、だいぶ前の情報やで」


「え、ですよね？？だから確かめに来たんです」


阪本「そんな原始的に触って見んでも聞いてくれたら言うやんか」


「失礼かなーと……(^^；」


阪本「触る方が失礼やと思うで……」



そうですよね、あははなんて会話を繰り広げていると、今まで黙ってた中谷さんが口を開く









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