【アイナナ】すごい幼馴染【Re:vale】 (ページ34)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:91,377 hit

033 ページ34

「それじゃあ、打ち上げ二次会会場に、小鳥遊事務所をお借りしたことだし！みんな、グラス持って！」

その日の夜、Re:vale、TRIGGER、IDOLiSH7の三グループだけで小鳥遊事務所を借りて、二次会に突入していた。

「改めて、乾杯ー！！みんな、お疲れさまでしたー！」

モモくんの元気な音頭と共に。カチン！とグラス同士がぶつかる小気味よい音がして、みんなで無事に成功したことを祝う。

「お疲れ様！」

「お疲れ様でした！」

「声、無事に戻って良かったですね」

「みんなのおかげだよ！びっくりした！俺たちのメドレー歌ってくれるなんて！」

「Aさんが計画してくれて、こっそりここでみんなと練習してたんです！」

「やった甲斐がありましたね」

「感動した。いい後輩を持って嬉しいよ」

「Re:valeには世話になっているからさ」

なんて、口々に言い合っているのを私は見守る。ライブ中、また現れたゼロのウィザードを環くんたちが追ってくれていたみたいだけど、変な事故もなくて、結果オーライといったところか。

「Re:valeの歌も完璧でした！百さんの歌、本当に良かったです」

「ありがとう！TRIGGER、IDOLiSH7！これからもRe:valeをよろしくね！」

「かわいい後輩の面倒、引き続き見てあげるからさ。－－まずは大和くん、映画の話しよっか」

そう言い始めるユキくんに大和くんはあからさまな嫌悪をみせた。いつも通りのやり取りにフフっと笑いが零れる。

「お待たせ。今日のメインディッシュが届いたよ」

そこに、バンさんと紡ちゃんが入ってくる。

「ん？このメニューって……」

「ついに念願の懐石弁当じゃん……！」

「OH！ワンダフル！」

「懐石弁当？お前ら相変わらず、いいもん食ってるな」

楽くんが簡単の声をあげるが、IDOLiSH7の子たちはそれにしみじみとしたような表情を浮かべるのであった。ここまで来るのに、色々あったらしい……。

「IDOLiSH7も、TRIGGERも、Re:valeも最高のステージでした！……っ、私、感動して……っ」

「あはは、紡ちゃん、また泣いてる」

「だって……」

そう言った紡ちゃんは歓喜あまってまた泣き始めてしまった。そんな姿にあはは、と笑う。

「はは、涙脆いやつだな」

「わっ、楽さん！あっ、ありがとうございますっ」

わー……、楽くんってやっぱりキザだね……なんて、思う。