好感度？見えるようになっちゃいました【魔d!】【rbr】 (ページ10)

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9.見つかっちゃったページ10

A目線

A『で？今回の実験は何ですか？』
krr「今回は危ないやつじゃなくてね！相手の好感度が見えるようになる薬を飲んでもらうだけなんだ！！」

好感度…？？ライトノベルとかでは聞くけど…そんなものが本当にあるのかな？

krr｢疑ってるね？……じゃあとりあえずこれ飲んで。｣
A『…これ飲んだら見えるようになるんですか？』
krr｢うん、そうだよ？｣

小さいガラス？で出来たような可愛らしい薄ピンク色の小瓶に、水色…？の液体。

krr｢あ、ソーダ味にしといたよ。｣
A『やったぜ！』

コクコクとその液体を飲み干していく。
ソーダ味っちゃあソーダ味なんだけど、すっごく甘ったるい。

krr｢これはね、僕の能力で作った液体を飲まないと解けないようになってるから。｣
A『了解でーす』

クラレ先生は｢ほい、これだよ｣と言って、青色の小瓶を見せてくれる。
さっきから、この小瓶が可愛いんだよなぁ…

A『ん？』

クラレ先生の頭の上に、薄いピンク色のハートが一瞬だけ出てきた。

krr｢あ？一瞬だけ出てきた？僕だと…薄いピンクぐらいだとおもうんだけど…｣
A『あ、はい！クラレ先生の頭の上のハートは薄いピンクでした。』

krr｢じゃあ成功だ。｣

krr｢で、君に任務だよ。えーとね、まず我々師団の中で1番ハートの色が薄い誰かに、君の家系能力を使う。｣

A『皆ピンクなんですか？』

krr｢いいや？君のことを嫌いな人は青で、どうにも思ってない人は紫、恋愛的にも、友情的でもどっちでも、好きな人はピンク。｣
A『……青い人がいないといいんですけどね。』

｢それは君の行い次第でしょー？｣なんてふざけたことを言ってくるクラレ先生。
これが無ければ嫌われてるのを知らずに生涯を終わらせられたのに…！！

krr｢あ、使うんだったらピンクの人にね？｣
A『ああ、はい。』
krr｢あと、僕以外の悪魔の好感度は明日以降から見れるから。｣

｢あ、そういえば聞いてよ！｣なんて嬉しそうに話し始めるクラレ先生の長い話を聞いてみる。

krr｢あ、話が変わっちゃったけど…あの薬について…………｣

krr「分かったかな？Aくん。」
A『なるほど！効果は明日出るんですよね？』

krr「うん、そうだよ。それでAくんの得意技を使うんだ。」
A『了解です！！』

krr「さて、どうなるか見物だなぁ…」

A『じゃあさようなら～！』

私は科学室を後にした。
今日はもう家に帰ろう。