好感度？見えるようになっちゃいました【魔d!】【rbr】 (ページ19)

今日:12 hit、昨日:44 hit、合計:32,470 hit

18.甘ったるい愛情ページ19

A目線

A『美味しかったぁ……』
rb｢あ、実は俺お菓子作ってみたんやけどー…お腹いっぱい？｣
A『お菓子食べたい！』
rb｢分かった！持ってくるな～｣

ロボロ君は楽しそうにキッチンの方へ走っていく。
よーく見ると、ちっちゃいクッキーと…マカロンと…ケーキがあるな。
すごい量…！いっぱい食べれる…！！

rb｢ん！何が好きとか分からんかったんやけど…｣
A『全部好きだよ～！わぁ！このマカロン可愛い～』
rb｢んふ、どれが可愛い？｣

私が可愛いと言ったのは、薄ピンクのサクサクしてそうな生地に、白い花弁のようにふわふわしていそうなクリームが挟まったマカロン。
クリームには、ちっちゃいパールみたいなのも付いていて、本当に可愛い！

A『んとね、全部可愛いんだけど…特にこれ好きだなぁって思って！』
rb｢ほんま？Aちゃんの好みに刺さったみたいで良かったわ！｣

A『ロボロ君って、私のこと何でも知ってるみたい！好きな料理も出してくれたし、マカロンも私の好みのやつばっかだし、ケーキにはイチゴたっぷりだし！』

rb｢………エスパーやからさ？｣
A『え！？そうなの！？』
rb｢んふふ。Aちゃん、こんな嘘に騙されちゃダメやで？｣

ロボロ君はにっこりと微笑む。
その笑顔は安心するような気もしたし、少し怖かった気もした。

A『た、食べてもいーい？』
rb｢おん、ええよ！｣

マカロンを口に含む。
サクサクとした生地、口の中で溶けていくクリーム。

でも、甘すぎる。
胸焼けしそう。

A『ｹﾎｯ、』
rb｢もしかして甘すぎた？ごめんなあ、お菓子も作ったの初めてやねん…｣
A『んーん、大丈夫だよ。美味しい！』

張り付けた笑顔。
そんな笑顔でも安心したように笑ってくれるロボロ君。
本当に君は優しいね。

rb｢あ、俺ちょっとトイレ行ってくるな～｣
A『分かった！』

ロボロ君がパタンと扉を閉める。
このマカロンは少し後回しに…いや、折角作ってくれたんだから、もう少しだけでも食べ進めよう。

マカロンを3つほど頬張る。
さて、次はケーキにしようかな…？

綺麗に六等分されているケーキの1つを皿に盛り付けて、フォークで一口分抉る。
わ、美味しそう…！
堪らなくなって口の中にケーキを放り込む。

A『おいしぃ～』

控えめな甘さのケーキは、甘ったるいマカロンと相性は抜群だ。
ここまで計算して作ったのかな…？

なんてね。