好感度？見えるようになっちゃいました【魔d!】【rbr】 (ページ18)

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17.純粋でいてほしいページ18

rb目線

やった、やったやった！
Aちゃんがまだ俺と一緒にいてくれる！
可愛い、本当に綺麗。

俺だけのもんにしたい。
いや、俺だけのものにしてみせる。

正直Aちゃんが封筒を触っていたときは焦った。
見られたくないし、関係を終わらすわけにもいかないし。

Aちゃんは確か和食…？が好きだったはず。
んふふ、何か新婚さんみたいやな…？

rb｢んへへへ……Aちゃんのこと、何でも知ってるのなんて、俺だけなんやから……♡｣

タンタンと快い音をたてて、人参を切っていく。

rb｢うーん…豚汁と、白米と…あとー…何やったっけ。ホウレンソウ？のおひたし…とー…分からん。｣
rb｢……記憶力が悪くなっとんのかなー？資料見直さんと…｣

あ、そうだ！
確かカボチャの煮物だ！あれが好きだったはず…
あと、卵焼きってのも作ってみよう。

rb｢～♪～～～♪｣

俺はるんるんで夜ご飯を作った。

rb｢できたでー！下来てええよー！｣
A『はぁい！』

軽い足取りでAちゃんは階段を降りてくる。

初めて作ったのに上手くいきすぎちゃう？
っていう建前。
この時のために何度練習したことか。

A『ふわぁ！豚汁だぁ～』
rb｢ど、どうやろ？初めて作ったんやけど…｣
A『えぇ！？初めてなの？見た目すっごく綺麗だよ！』

rb｢じゃあ食べよか！｣
A『やったぁ！いただきまーす！』

Aちゃんは目を輝かせてどれから食べようかウズウズしてる。
嗚呼、ほんまにかわええよぉ…♡

A『はむ……んむ……』

Aちゃんが俺の作った卵焼きを口に含む。
俺がｯ、作った料理を、Aちゃんがｯ食べてる…♡

rb｢ふへ、ど、どぉ？お、美味しい？｣
A『うん！おいひい！』
rb｢えへ、よか、よかったぁ…♡｣

だめだめ、ちゃんとしなきゃ。
クール、クールな俺……

A『んっ。甘めで美味しい～』
rb｢人間食美味しいなぁ、ハマるかも～｣
A『ほんと！？そしたら私が腕によりをかけちゃうよ！オムライスとか、作ってみたいんだよね～』

『そしたらロボロ君に食べて欲しいな！』って、笑顔で言ってくるAちゃん。
可愛いｯ、可愛すぎるねん！

A『ロボロ君？大丈夫？息荒いよ…？』
rb｢……大丈夫、料理が熱かっただけやで。｣
A『火傷しないようにしなくちゃね～』

そう。
まだ、まだ知らなくていい。
俺の想いも、俺が何をしようとしているのかも。
君には、まだ純粋でいてほしいから。