好感度？見えるようになっちゃいました【魔d!】【rbr】 (ページ17)

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16.お言葉に甘えてページ17

A目線

A『こ、こんにちは～』
rb｢今行くな！｣

扉が勢いよく開いたと思ったら、息を切らしたロボロ君が出てくる。
そんなに慌てなくてもいいのになぁ…

rb｢あ、えっと…ついてきて！｣
A『は～い』
rb｢んと、2階の右の部屋が俺の部屋やから、そこで待っとって！｣

ロボロ君はパタパタと走って何処かに行ってしまう。
それにしても、可愛いお部屋だなぁ…
ん？何これ。

淡いピンク色の封筒が机の上に置かれている。しかも、封筒の厚さがすごい。

rb｢それは触っちゃだめ、やで？｣
A『あえっ、ロボロ君！』
rb｢んふふ、人の物勝手に触ろうとしちゃういけない子なんやな～｣

ロボロ君は楽しそうにニヤニヤ笑う。

A『…ごめんなさいぃ…』
rb｢大丈夫やで、怒ってないから。｣

ロボロ君は私の頭の上に手を置く。
ロボロ君の手って、私よりも大きいから、安心するな。

A『あ！で、勉強なんだけど…』
rb｢苦手なんどれ？多分教えられるとは思うんやけどー…｣
A『地理と歴史って…？』

ロボロ君は｢平気やで｣ってドヤ顔で言ってくる。
すご！全教科出来る人なんだ！
あ、悪魔か。

rb｢ちなみにやけど、地理は何処が分からへんの？｣
A『んーとね、ここ……』
rb｢ああ、ここは──────｣

A『ふあ～～疲れた…』
rb｢お疲れ様～｣
A『もう6時半…ごめんね、長くいすぎちゃった。』

まあ、正直この時間までやってたから社会はやっと理解してきたから、感謝してるけどね。

rb｢あ～、別にええよ。……もし良ければ夜ご飯食べ
てく？｣
A『え、いいの！？………あ、でも、迷惑になっちゃうし、流石にそこまでは…』

正直家に帰っても1人だし、寂しいのはあるけど流石にロボロ君にそこまで迷惑かけるわけにはいかないしねー…

rb｢いやいや！俺が好きで誘ってるだけやし！迷惑ちゃうよ！？｣
A『ほんと…？じゃあ食べて行っちゃおうかな。』

今日だけは、お言葉に甘えることにしよう。

rb｢何が好き、とかある？｣
A『うーん、特には……あ、日本食…があればそっちがいいな…？』

日本食がいい、というか。
悪魔食は食えん。

rb｢ん、分かったあ、悪魔食苦手やもんなw｣
A『見た目が嫌なんだよねぇ……食べたことないから、味は分かんないけどさぁ。』

あれ、私ってロボロ君に悪魔食苦手なの言ったっけ。
………ま、いっか。多分言ったんでしょ、私かウツとかが。