救うのが本命…多分。【東京卍リベンジャーズ】【男主】

雨降って地固まる ページ8

希side



あー、つっかれた。




別れ道の先でテキトーに歩いていると背後に蒼の姿が見える。



『あ、蒼。』



このごろずーっと調べ物とかケンカの鍛練みたいなやつそれぞれでやってたから会えてなかったんだよなぁ。




『ん、』




手を広げてぎゅーしようと催促するとちょっとためらった後すぐに抱き着いて来てくれた。




｢兄貴ぃ…｣



『んー。大好き。』



ぎゅっぎゅぎゅっぎゅしていたが拉致があかないため一旦離れた。




『ん、蒼。調子は？』



｢マイキーとドラケンとは会ったよ。｣



『…お前もしやマイキーに惚れたな？』


｢っは？｣



図星か。


『あたりか。』



｢兄貴こそ、シンイチローさんに惚れてんじゃないの？｣



『んなわけ。』


『そういえば、赤音さんはどうなったんだろ…』





神｢君たちのお父さんが救ったよ。｣



『あ"神かよ。』


｢どーゆーこと？｣



神｢君達がトリップしたことで元々居なかった夫婦が生まれた。奥さんは病死。旦那さんは赤音ちゃんを救った後事故死した。｣


神「そうじゃないと人間のバランスが保てない。君たちの願いは叶えたよ。だから、赤音ちゃんは生きている。」



『…そんな、ことがあった、のか』



｢…じゃあ｣



『その分俺たちが皆救って、生きるか。』



雨降って地固まる。



涙が出そうになっても。



その分絆が深まることを



改めて感じられた。

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