救うのが本命…多分。【東京卍リベンジャーズ】【男主】

過去の呪縛。 ページ32

『…名前は？』


九井「九井、一。」


『ふぅーん？ココ。お前は、金に執着しなくてもいいんだよ。』


蒼「そうそう。今から金集めたって、父さんは死んだ。泣き叫んでも祈っても、もう、帰ってくるこちゃないんだよ、」


『父さんは君が幸せにならないときっと、成仏できない。だからさ、ココ。』


『「お前は、幸せになれよ。」』



父さんが亡くなっちまった事は言葉で言えねぇほど悲しい。


でも、泣いてただけの自分(テメェ)が行動してくれた奴に物申すことが一番許せねぇ。


俺は、亡くなっちまった父さんのためにも、未来や自分のためにも、過去の呪縛を振り切ってもらわないとダメなんだ。



『ココ。お前がしたい道がそれなら文句はいわねぇ。てだ一つだけ言わせてくれ。俺たちはもちろん、父さんも、その大切な人っつー人も、お前が幸せにならないと幸せになれないことを覚えとけよ。』


九井「…おうよ。」




そうやってココは去って行った。



次会うのは聖夜決戦の時だろうか。


それまでに、彼は幸せになれているだろうか。



答えは、まだわからない。

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