柊一颯のカノジョですが？ (ページ21)

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#21　ぱんつのはなしページ21

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　12月31日。

　一颯の帰省に付き合うために、一颯宅におじゃましています。

「ねぇ、Aー！俺のパンツ知らなーい？」

「え、いや、知らないけど。ってか、ここ、一颯の家でしょー？」

　大声で質問されたのにそれがパンツって……。

　忙しい年末年始でもやっぱり、一颯は一颯です。

「下着の話するってことは、準備してなかったの？」

「えー、いやー、あの。Aが来てからやろうと思ってて……」

「も、手伝ってあげるから、早く準備終わらせようね」

　大掃除はちゃんとしてるもんな……。

　どっか、洗濯機の裏とかにあるんじゃないのー？

　洗濯機の裏を見てみると……

「あ、あった」

「え、うそー！パンツ、あったのー？」

　パンツが見つかったぐらいでそんなに大喜びしなくていいと思うけど……。

「そういえば、これ以外にパンツないの？」

「いや、あるけど……」

「あるけど……？」

　まさか、今はいてるの、とか言わないよね？

「今はいてるのだから」

「ップ……」

「あ、笑ったー」

　いやだって、パンツが二つしかないって聞いたことないし……。

「ツボらないでよ！もういい、Aなんて知らない！一人で帰る！」

　すねたように一颯が言う。

　これだから、一颯は可愛いんです。

・・・・

　更新不定期すぎてすみません