_ ページ37
「ふー、配信停止ボタンは…OK。久々だから少し緊張したな…」
配信が終了しているのを確認してTwitter画面を開いて、ツイートをする。
事前に用意していた予定表も添付して。
べりー@ぶいちゅーばー
久々の配信ありがとう〜!リスナーのみんな、待っててくれてありがとうね♡
今後の配信予定はこちらです!お楽しみに☺️
ツイートボタンを押して数分後、トークアプリの着信音が鳴り出した。
着信相手は”刀也くん”、ドキドキしながら通話ボタンをタップして耳に寄せる。
「もしもし」
「あ、もしもし…えっと…」
緊張した様子の刀也くんはなかなか喋り出さない。
電話くれたの刀也くんなのに?
不思議に思っていると大きく息を吸った音が聞こえてきた。
「ッスーー……配信お疲れ様でした……」
小さい声だが聞こえてきた言葉に思わず笑ってしまった。
「ふふふ、ありがとう。なんでそんなに緊張してるの?」
「だって…!!直接はまだ顔が見えるから良いんですけど…、電話だとべりーちゃん度が高すぎて…!!」
「推しと通話してる…スパチャしなきゃ…」なんてブツブツ呟く刀也くんを宥めた。今後も電話の度にスパチャなんて言われても困ってしまう。
「そういえば、何か用だった?」
「あ……そうでした。あの、明日一緒に帰りませんか?…僕の部活終わるまで待っててもらわなきゃいけないんですけど……」
刀也くんからのお誘いに嬉しくなって「うん!刀也くんの部活終わるまで待ってるよ!」と元気よく返事をしてしまって、ちょっと恥ずかしくなった。
「アッ…、な、名前……う…べりーちゃん好き…」
完全に限界オタクになってしまった刀也くんにちょっと不満になった。
ふーん、刀也くんはべりーが好きなんだ…。
「へぇ〜、刀也くんはべりーちゃんが好きなんだね〜。そっか〜」
私の言葉に「あ、いや、ちが、くはないけど!!」なんて慌てだす。
575人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おすし(プロフ) - ココアさん» ココア様、ありがとうございます✨また次回作や番外編でお会い出来ますように…♡ (2022年7月25日 10時) (レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 完結おめでとうございます!!お疲れ様でした! (2022年7月24日 23時) (レス) @page41 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - 後藤絵里さん» (はっ…!ありがとうございます!!)(ひっそりと修正しました!ありがとうございます!!) (2022年7月24日 18時) (レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - アクシエイドさん» アクシエイド様、素敵なコメントありがとうございます!無事に完結出来て安心しております。また機会がありましたら、お会い出来ますように…♡ (2022年7月24日 18時) (レス) id: f18e2ac31d (このIDを非表示/違反報告)
後藤絵里(プロフ) - (最後の方の、「一緒にいれますように」が「一緒に入れますように」になってますよー…(^-^)/) (2022年7月24日 18時) (レス) @page41 id: 1a5db0f276 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おすし | 作成日時:2022年7月3日 23時