検索窓
今日:25 hit、昨日:27 hit、合計:106,962 hit

47. ページ47

TRIGGERとIDOLiSH7って私生活でも仲が良かったんだ。
人気アイドルグループ同士ということもあり、番組でよく絡んでいるのは見かけるがここまで仲良しだったとは。
あまりイメージになかった。

3人揃ってから1時間が経とうとしていた時、3人の席から呼び出しが入った。
部屋に行くと八乙女楽がと口を開いた。注文かと思いハンディを構えた。


「あの、もう1人これから大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫です」

どうやらその確認のために呼んだらしい。
意外と律儀なんだなと勝手に好感度が上がった。
部屋を出る時、もうすぐ着くそうです。と伝えてくれた。
このメンバー編成に一体誰が追加されるのだろうと思っていると、店の戸が開いた。
その追加メンバーは予想外の人物だった。


「もっ、」
「久しぶり」
「いらっしゃいませ」


百くんじゃん。
久しぶりに顔を見れて少し安心したけれど、ここはお店。
3人の席に通した。
席に通すとどうやら3人と百くんは親しいらしいく、ワイワイと会話を始める。その中で、百くんと私の顔を交互に見る男が1人。三月くんだ。
確かに三月くんは半分くらい事情は知ってるだろうし、あの後どうなったかも気になっているんだろうなと思う。


「A、オレビールお願い」
「え」
「え?」
「お?」
「あちゃ〜……」


ナチュラルに私の下の名前を呼ぶ百くん。
うわ、やったよこの人と驚く私。
その違和感に首を傾げる八乙女楽と大和くん。
やっちゃったかと苦笑いを浮かべる三月くん。
その空気に百くんは事の重大さに気が付き、百くんの顔から血の気が引いていく。


「わ゛ぁ゛ーー!!」


青くなったと思った顔は一瞬で赤くなった。
手で顔を覆う百くんに大和くんと八乙女楽はワッと寄っていって肩を組むようにして絡んだ。


「え?百さんどういう事っすか!」
「あれあれ〜?百さん顔赤いっすよ〜?そういうことですか?」


テレビで見た事のない笑顔で百くんに詰め寄る八乙女楽と、ニヤニヤと笑いながら百くんに詰め寄る大和くん。
てんやわんやの中、目が合う私と三月くん。
だいたい察したと言いたげな目で私を見る三月くん。
そうです。そういうことです。


「ごめ……やっちまった……」
「だ、大丈夫……です……」


眉を八の字にして私の方を見る百くん。
大和くんは私のところに寄ってきて「なるほど〜?」と詰め寄る。
その大和くんに三月くんは一蹴り入れて「行って大丈夫です」と私を部屋から出してくれた。
ありがとう、三月くん。

48→←46.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
280人がお気に入り
設定タグ:アイナナ , Re:vale ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なつめみく - 最近のスレもいいけど少し前のスレもすき。やっぱセンスありすぎるよこのひとっTE⭐ (9月24日 20時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
お寿司ごりごり(プロフ) - 柚木なずなさん» コメントありがとうございます(^^) そう言っていただけて嬉しいです! (2020年7月19日 6時) (レス) id: b110c74a4d (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - この作品を作ってくれてありがとうございます!ドキドキしっぱなしです/// (2020年7月19日 0時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お寿司ごりごり | 作成日時:2020年5月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。