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「話しなよ、はい」
「え……」
千さんに渡されたスマホを耳に当てて「かわりました」と言うと百くんの声で「もしもし」と、返ってきた。
その声は何だか気まずそう。
「ごめん、なんか……」
「いえ、大丈夫です」
「それで、その、今日の帰り少し話せない？」
「帰りですか？遅いですけど」
「大丈夫待ってるから」
千さんをちらりと見るとニヤニヤとしながらこっちを見ている。
そんなに気になるんだろうか。
私と百くんはこの後会う約束をし、電話を切った。
それから千さんは烏龍茶を飲み干し帰っていった。本当にこれだけのために来たのか。
その後の数時間の勤務中の私は抜け殻のようだった。緊張だったり、どうしようと考え込んでしまったり。頭の中がぐっちゃぐちゃだった。
閉店し、締め作業を行った後私と店長ともう1人のアルバイトが店を出ると店の横に人が立っていた。「Aちゃん」と名前を呼ばれて確信する。百くんだ。こんな所で堂々と待ってなくても良かったのに。
と言うか、いつからここに？閉店してから締め作業が30分、最低でも30分は待たせていることになる。
店長とアルバイトに挨拶をして百くんに駆け寄った。
「お待たせしてすみません！いつからここに？」
「お疲れ様〜、お店閉まってからだから……でもそんなに待ってないから大丈夫」
国民的アイドルをこんな道端で待たせてしまうなんてなんてことを。
百くんに連れられて着いたのは人気のない公園。その公園の奥にあるベンチに腰を下ろした。
深夜だからほとんど人なんて歩いちゃいない。
風の音と木が揺れる音だけが聞こえる。
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なつめみく - 最近のスレもいいけど少し前のスレもすき。やっぱセンスありすぎるよこのひとっTE⭐ (9月24日 20時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
お寿司ごりごり(プロフ) - 柚木なずなさん» コメントありがとうございます(^^) そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年7月19日 6時) (レス) id: b110c74a4d (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - この作品を作ってくれてありがとうございます!ドキドキしっぱなしです/// (2020年7月19日 0時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お寿司ごりごり | 作成日時：2020年5月29日 0時
