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「あっ、あの、私ともっ、春原様がですか？」
「うん。明日もオフだからさ急だけど良かったらって思って……あ、バイトだった？」
「あ、や、休みです、一応……」
これは夢か。
百くんから飲みに誘われることなんてあるんだ。
心臓がバクバクとうるさい。ハンディを握る手はフルフルと小刻みに震えている。膝も気を抜いたら崩れ落ちてしまいそうだ。
胸が苦しい。
「私、上手くお話出来ないかもしれませんよ……？」
「いいよいいよ、大丈夫」
「是非、行かせてください」
百くんを目の前にして上手く話せるか不安だし、2人きりなんて想像がつかないけれど、こんな機会もう二度とないかもしれない。日本のトップアイドル、私の大好きな人、そんな人と飲みに行けるなんて、これを断ったら一生後悔するに決まっている。
そう思った私は迷わずYESと返事をしていた。
「ホント！いいの！？」
「えっ、私の方こそ、私なんかでいいんでしょうか……」
「Aちゃんだから誘ったんだよ。あっそうだ！連絡先、交換しよ」
連絡先の交換。嘘だ。
いや、そうだろうよ。出かけるのにお互い連絡先を知らないなんておかしな話だ。私のラビチャのアイコンは昨日の東京ドーム前でタオルを広げて撮った写真。一言コメントは「Re:valeありがとう。一生ついて行く」だ。
まずいまずい。
一応ファンバレしているとはいえ、どうしよう。
携帯を取りに戻ります、と言いたいところだが私の店は貴重品は身につけておくことが義務付けられている。携帯は電源を切って、自分で持っておくこと、と言われている。
それは百くんも知っている事だった。
「あ、そうですよね、そうですよね……」
「これ内緒ね？」
「はい、」
恥ずかしいことこの上ない。
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なつめみく - 最近のスレもいいけど少し前のスレもすき。やっぱセンスありすぎるよこのひとっTE⭐ (9月24日 20時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
お寿司ごりごり(プロフ) - 柚木なずなさん» コメントありがとうございます(^^) そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年7月19日 6時) (レス) id: b110c74a4d (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - この作品を作ってくれてありがとうございます!ドキドキしっぱなしです/// (2020年7月19日 0時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お寿司ごりごり | 作成日時：2020年5月29日 0時
