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2 ※???side※ ページ39

「ったく。本当にどこなんだ?ここ」
「ニェ―・・・全然出口が見当たらないぞ」
「そろそろ休まねぇ?俺疲れたんだけど」

気がついたら知らない遺跡のような場所にいた。
出口を探す中で俺に似たスケルトン二人と出会いそのまま行動をともにしていたんだが、一向に出口が見つからない。
煙を吐きながら出口なんてあるのか疑問に思い始めた。

「だらしないぞ!もう一人の俺様!兄弟が心配じゃないのか!?」
「あー・・・あいつなら大丈夫だろ」
「何を根拠に・・・」

ここまで会話した中で知った事だが俺達は全員同じ名前で同じスケルトン。
しかも同じ名前の兄弟がいるらしい。
まぁ俺とマネーって奴の兄弟は弟でもう一人の兄弟は兄貴だが。

「ニェェ・・・兄弟も心配だが、姉ちゃんの事も心配なのだ」
「姉ちゃんもいるのか?」
「ああ!!俺様とサンズの自慢の姉ちゃんだぞ!!」

そりゃあ初耳だ。俺耳ないけど。

「その辺は一致してねーのな。俺に姉貴なんていねぇし」
「俺にもいないな。どんな奴なんだ?」
「姉ちゃんか?姉ちゃんはー・・・」

ん?そんなに考える事か?
兄弟の事聞いた時にはあんなにペラペラ喋ってたのに。
怠け者だとかだらしがないとか・・・

「・・・姉ちゃんは、サボテンさんだ!」
「「はぁ?」」
「それに捻くれてる!」
「「(捻くれてるサボテンみたいな奴・・・??)」」

いかん。例えのせいか何か凄く気になってきた。
もう少し聞いてみようと思ったら近くで崩れるような音がした。

「ニェ!?な、何だ今の音は!?」
「誰かいるのかもしれないな。行ってみるか」
「まだ行くのかよー金取るぞー」

文句を言うマネーを連れて音がした方へと向かう。
そこでは何故か人間がフードを被ったスケルトンと戦っていた。
人間の後ろには俺達に似たスケルトンと、兄弟に似たスケルトンが三人庇われるようにして立っていた。

3→←現れる刺客 ※ハナオside※



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作者名:オスカー | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年10月1日 22時

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