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三色のスケルトン達 ページ28

化物に近づくと攻撃されそうな小さなスケルトンを発見した。
急いで前に立って化物の腕を蹴り飛ばす。

「ちっさいの相手に本気出すなんて、みっともないと思わないのかね?」
「み、みぇ・・・?」
「大丈夫かいチビ助。ちょっと待ってな」

目の前で威嚇?みたいに唸ってる化物を見て帽子を深く被り直す。

「ほれどうした?かかってきなよ」

挑発すれば理解したのかさっきより強めの一撃が飛んできた。
後ろのチビ助を抱えて一度避けてから足元に入り込んで足を払う。

「ベリー!」
「生きていたか!」
「ラズ!グレープ!」
「おお?チビ助が勢揃いだねぇ」

どっから出たのか更に小さいスケルトンが出てきた。
赤いのと紫の。んで抱えてるやつは青。皆カラフルだなぁ。

「チビ助。お仲間かい」
「二人は俺様の友達なのだ!」
「だ、誰が友達だ!」
「たまたま会っただけだし!勝手なこと言わないでよね!」
「照れてるのがまるわかりだぜお二人さん」

ツンデレかよ可愛いな。
抱えてたスケルトンを下ろして三人並べてみた。

「(んー全員スケルトンだなこりゃ。平行世界の兄弟達か?)」
「ちょっと。何ジロジロ見てるわけ?」
「気安いぞ!」
「あー・・・いや。ちょっと考え事を、」
「人間!後ろなのだ!!」

青いスケルトンに言われて振り返ると化物が立ち上がって拳を振り上げてた。

「ったく・・・人が話してる時は邪魔するなって教わらなかったのかね」
「ガアアアアアアアッ!!!」
「目障りなんだよ。一生寝てろ」

拳を避けてから脇から蹴りを入れた。
割りかし力を込めたせいか軽く飛んで木に激突、積もってた雪に埋もれながらドロドロになって化物は消滅した。

「自分より弱いもんに喧嘩ふっかけてんじゃねぇよ。雑魚」

化物退治が済んで改めてチビ助達を見たら何かすごい目が輝いてた。
・・・嫌な予感。

「すごいのだ人間!!かっこよかったぞ!!」
「ふ、ふん!人間のくせにカッコつけちゃって、全然かっこいいとか思ってないから!」
「人間は弱いとばかり思っていたが、我輩の見込み違いだったのか・・・?」

でたー私の苦手な視線。
そんな目で見ないでくれ。私が変わりもんなだけなんだ。
全ての人間がこうじゃないから。リクがいい人間の見本だから。
だからそのキラキラした目をやめてくれ。

2→←2 ※リクside※



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作者名:オスカー | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年10月1日 22時

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