5話 ページ7
〜Taemin side〜
「もう少し帽子深く被った方がいいんじゃない？」
心配する彼女の意見に俺は素直に、ん…と軽く頷いてある程度前が見れるくらいまで帽子のツバを下げた。
本当ならサングラスもしたい所だが、流石に犯罪者っぽくて逆に怪しまれるしこのぐらいが丁度いい。
タクシーに乗り込み空港に着くと、まだ飛行機の搭乗までの時間に15分くらい空き時間があったから、2人で空いている椅子へ腰を掛けた。
真夏ってこともあって少し喉が渇いたな…
「なんか飲み物買ってくるけど、何飲む？」
俺が尋ねると彼女は不安そうな顔をした。
「だったら私も行く。」
「大丈夫だって。まさかここに俺の関係者いるわけないでしょ？」
「そうかな…。でも万が一…」
「心配しないで。すぐ戻るから！Aは荷物見てて。」
渋々と頷いた彼女に微笑んで、売店がある場所へ小走りで向かった。
でも売店が意外と遠くて…やっと到着したと思いきや案の定レジに人の列が出来ている。
少しでもAを心配させたくないのに。
早くしようと焦る俺はテキトーに近くにあったミネラルウォーターを2つ手に持つと、列の最後尾に並んだ。
全然進まない。
あーもう今レジしてるお客お土産買いすぎだろ…。
苛立ちを隠せずについ貧乏ゆすりをしてしまって、近くに並んでいた人や、商品を選んでいる何人かが怪訝そうに俺を見てくる。
まずいまずい。
周りに気を使うように貧乏ゆすりをやめた時だった。
俺は誰かに手を引っ張られて、やっと前の方まで来た列から外されていた。
体制が崩れて持っていたミネラルウォーターのペットボトルを思わず落としてしまう。
ペットボトルが床へと落ちる音は、空港のアナウンスの音で掻き消された。
一瞬の出来事で何が起きたか分からない。
俺の手を引っ張った人物に目線を動かした瞬間、バチバチという音と共に体に電流が流れ俺は意識を失った。
その僅か一瞬に捉えた、そいつの顔は見覚えがある。
俺達の事務所が何かあった時のために雇っている、優秀な警備員だ。
そのテクニックに敵うはずもない。
……やられた…。
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あやテテ(プロフ) - 凄く素敵なお話でした！ありがとうございました。私はエブリバディの"僕が奏でる笛の音で君を自由にしてあげる"(jpanese ver)のとこが大好きです。(ｼﾞｮﾝﾋｮﾝが凄く好きだったので今は胸が痛いです……。)もう一度、この作品を読み返したいと思います。 (2017年12月23日 22時) (
レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - 感想、返信ありがとうございます。ぜひ、聞いて見てください！ (2017年9月16日 21時) (レス) id: b8b15e0deb (このIDを非表示/違反報告)
あいる(プロフ) - himawari ?さん» とっても嬉しいです、ありがとうございます^^*Evilとsleeplessnight聞いたことないので早速YouTube飛んでいきます♪作品読ませていただきました！コメントしたので見てみてください^^* (2017年9月16日 14時) (レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - 私は、EvilとEverybodyとviewとsleepless nightとLuciferとRing Ding Dongが特に好きでソロ曲も好きな曲沢山あります。ちなみに、私もお話書いていたりしますので良かったら読んで頂けたら…。次の作品も楽しみに待ってます。長文失礼しました。 (2017年9月16日 13時) (レス) id: ce40dbfcd1 (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - こんにちは。全て拝見させて頂きました。世界観全てが好みでまとめて読んでしまいました…完結おめでとうございます。ハッピーエンドで良かったです(*´艸`)コメント長くなってしまう…分けますね。 (2017年9月16日 13時) (レス) id: ce40dbfcd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年8月30日 1時
