1話 ページ17
〜Taemin side〜
『只今テミンさんが暮らす宿舎から同じメンバーであるミンホさんが出てきました！』
そのアナウンサーの声にビックリしてTVに見入った。
『ミンホさん！テミンさんが救急車で運ばれた真相をお聞かせください！』
険しい表情のミノヒョンの周りには大勢の記者が囲っている。
なんで記者に囲まれるとわかっていてわざわざ出て来たんだろう。
事務所からは絶対に自宅待機と言われているはずなのに。
『今から今回の事件の真実を僕から説明します。』
テレビ越しの曇一つないミノヒョンの瞳に、何を言い出すのかと思わず息を飲んだ。
『僕が前から一方的に恋愛感情を抱いていた少女時代のユリさんとテミンくんとの熱愛報道が納得いかず、自分の怒りをテミンくんに向けたことで今回の事件が起きました。』
カメラのパシャパシャッとなる音が耳障りなほどたくさん聞こえて、フラッシュの光がミノヒョンの顔を何度も照らした。
『一方的な片思いにも関わらず、怒りのコントロールを出来なくなった僕は宿舎にあったハサミでテミンくんを2度刺しました。』
その言葉に俺はビックリして手で自分の口を抑えた。
不安は的中した。
自分で痛みつけたこの傷を、ミノヒョンがやった事にするなんて…やっぱり自分を犠牲にして無理矢理解散するつもりだったんだ…
「…ミノヒョン……っ」
ずるいよミノヒョン。
あんなに俺を酷い目に合わせて来たのに今更こんな形で俺の為に罪を被ろうとするなんて、まるで俺が悪いヤツみたいじゃないか。
俺はこれがきっかけで地獄から這い上がることが出来るかもしれないけど、ミノヒョンがこれから待ち受けている人生は俺よりも相当酷く残酷な地獄へ落ちる事になる。
案の定ミノヒョンに群がる記者達はうるさいほどの質問責めにあっている。
あまりにも悲惨な光景に見ていられなくなって俺はオニュヒョンへ電話しようと、病室を飛び出し公衆電話へ向かった。
一応リーダーだからとオニュヒョンの番号だけは覚えていて良かった。
「もしもし？！オニュヒョン？！」
『…テミナ…っ。』
電話に出たオニュヒョンは何故か泣いているようだった。
「オニュヒョン？なんで泣いてるの？」
『…うっ……うぅ……』
「とにかく今ミノヒョンを助けて欲しい！！お願い！」
『…わかった…っ。』
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あやテテ(プロフ) - 凄く素敵なお話でした！ありがとうございました。私はエブリバディの"僕が奏でる笛の音で君を自由にしてあげる"(jpanese ver)のとこが大好きです。(ｼﾞｮﾝﾋｮﾝが凄く好きだったので今は胸が痛いです……。)もう一度、この作品を読み返したいと思います。 (2017年12月23日 22時) (
レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - 感想、返信ありがとうございます。ぜひ、聞いて見てください！ (2017年9月16日 21時) (レス) id: b8b15e0deb (このIDを非表示/違反報告)
あいる(プロフ) - himawari ?さん» とっても嬉しいです、ありがとうございます^^*Evilとsleeplessnight聞いたことないので早速YouTube飛んでいきます♪作品読ませていただきました！コメントしたので見てみてください^^* (2017年9月16日 14時) (レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - 私は、EvilとEverybodyとviewとsleepless nightとLuciferとRing Ding Dongが特に好きでソロ曲も好きな曲沢山あります。ちなみに、私もお話書いていたりしますので良かったら読んで頂けたら…。次の作品も楽しみに待ってます。長文失礼しました。 (2017年9月16日 13時) (レス) id: ce40dbfcd1 (このIDを非表示/違反報告)
himawari ?(プロフ) - こんにちは。全て拝見させて頂きました。世界観全てが好みでまとめて読んでしまいました…完結おめでとうございます。ハッピーエンドで良かったです(*´艸`)コメント長くなってしまう…分けますね。 (2017年9月16日 13時) (レス) id: ce40dbfcd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年8月30日 1時
