4話 ページ39
〜A side〜
程なくして気持ちが落ち着いて来た私は、涙を拭って彼の胸から顔を離し、
「お腹すいたね！なんか食べようか！」
と、明るく言った。
少し目を丸くした彼はそうだねと言って微笑む。
そして家にあった簡単なものを作って食事を済ませると、2人でベットへ行き彼に腕枕される形で横になった。
「腕…痛くない？」
Taemin「…痛い。」
「えっ？！ごめん！」
私は焦って彼から頭を離すと、クスクスと笑う声が聞こえた。
Taemin「ごめん、うそうそ。」
そう言ってまたクスクスと笑う。
「もー…」
私は呆れたように言ったが、彼につられ少し笑ってしまう。
Taemin「怒らないで。」
彼が私の鼻に自分の鼻をぐりぐりとくっ付けてくる。
テミンの可愛さには敵わないなぁと心の中で呟く。
彼の手が布団の中でガサガサと何かを探すように動き回ると、私の手を指と指を絡ませる形でギュッと握ってくる。
Taemin「A…ここにいてもいい…？」
その言葉にビックリして彼の顔を見るとさっきの笑顔から子犬のような目に変わっている。
「それって…ここで一緒にに暮らすってこと…？」
彼は私の問に首をコクンと頷く。
私は嬉しくなって彼の手をギュッと握り返して、
「もちろんだよ。ずっとここにいて…。」
と言った。
その言葉に彼は安心したように微笑み、ありがとうと囁くと私の頬に軽くキスをした。
そして私をギュッと抱き締める。
彼の温もりが私を包んで凄く幸せな気持ちになれる。
同じく幸せそうにゆっくりと目を閉じていった彼から、程なくして微かに寝息が聞こえてきた。
疲れていたのかな…。
そんな彼の寝顔が可愛くて、前髪を少し横にずらすとおでこにキスをした。
「おやすみ…。」
仰向けに寝る彼の胸に頭を置いた私は、彼の鼓動を聴きながら眠りについた。
『A…ここにいてもいい…？』
彼はそう言った。
何かから逃げてきたのだろうか。
私に助けを求めて…。
ここにいるのはいつまでなのかは分からない。
明日までなのかそれともずっとなのか。
わからないけど、私はずっとそばにいて欲しい。
彼を私が支えてあげられるのなら、なんだって出来る気がした。
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あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
