8話 ページ34
〜Taemin side〜
今のミノヒョンは怒りをコントロールすることが出来ない様だった。
ミノヒョンはまた俺を掴みリビングの床へ荒々しく投げると、テーブルの上に置いてあったハサミを持った。
Onew「おいっミノ何すんだよ！」
ミノヒョンは止めに入ったオニュヒョンを突き飛ばすと俺の前に座り込んだ。
ミノヒョン「お前のソコ、ちょんぎってやるよ。ユリとやったんだろ？なぁ？」
key「落ち着け！！！」
堪らずメンバー達は３人がかりでミノヒョンの止めに入った。
Minho「うるせぇ！離せっ！！！」
ミノヒョンが力任せに腕を振り払うとメンバー達が体制を崩す。
その隙にすかさずミノヒョンは俺の息子を握った。
その瞬間またユリヌナとの出来事が、フラッシュバックしたように俺の脳に入り込む。
Taemin「…っ！！！やめろ！！！触るな！！！」
俺は大胆にもミノヒョンの頭に蹴りをしていた。
Minho「お前…。ふざけんじゃねぇよ！！何なんだよ！！人の女取っておいてその態度は！！！」
Taemin「人の女を取った…？俺がユリヌナにアプローチでも掛けたと思ってんのか…？」
Minho「それしかないだろうがっ！！！」
Taemin「ハハッ…ハハハ！！！」
俺は狂ったように大きな声で笑った。
ミノヒョンも他のメンバーも呆気に取られたような顔をしていた。
今までどんなに酷いことされようと、俺は何も言わなかった。
ずっと耐えてきた。
耐えて耐えて耐えて…
耐えきれなくなったその黒く濁った大きな憎悪の塊が今、激しく弾けたのだ。
Taemin「誘ってきたのは向こうだぞ？哀れだなぁミノヒョン。愛されてるとでも思ってたわけ？」
Minho「お前…そんな嘘が通じるわけ…ないだろ…？」
Taemin「誰が好きで付き合うかよ…！メンバーからの嫌がらせをバラされたくなきゃってあいつに脅されたんだよっ！！！」
key「は？！なんでユリが知ってんだよ！」
Minho「………それは…。」
Taemin「お前が言ったからだろっ！！！なんでっ…なんで俺が…。お前のせいだ…全部お前のせいだ！俺が汚れたのは全部お前のせいだ…っ！」
涙で視界が歪んだ。
メンバーの顔は歪んで恐ろしい悪魔に見える。
地面は、蟻地獄のようにグルグルと回り俺を巻き込み今にも飲み込まれてしまいそうだった。
Taemin「もう無理だ…。」
俺はボソリと呟くと、立ち上がった。
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あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
