4話 ページ4
〜Taemin side〜
まぁ1杯くらいならいいか…
そう思い、乳のはみ出そうな女から笑顔でお酒を貰った。
Taemin「ありがとう。」
「あ、今笑った？ねぇマスク外してよ〜顔見たいなぁ？」
…ウザい。
やっぱり酒なんか貰うんじゃなかった。
Taemin「やっぱり用事思い出したので。」
俺はテレビで慣れている愛嬌を振りまきつつ、その女にお酒を返して人混みの中に紛れるように逃げた。
Taemin「逆にストレス溜まるなー…。」
するといきなり後ろから手をグイッと引き寄せらた。
しつこい女だ。
俺は力づくでその手を引き離した。
Taemin「だから用事思い出したって…！あ…」
A「あっごめん、これ落し物…」
先ほどの女ではない人が落とした財布を拾ってくれていた。
Taemin「すっすいません、てっきり…」
その子の手を見ると、俺が無理に引き離した事により赤くなっているのが見るからにわかった。
Taemin「うわっ！あっどうしよう…」
A「大丈夫！気にしないで！」
Taemin「あっ財布ありがとうございます。だから、奢ります。手もごめんなさい。」
カタコトかもしれないが、俺の知っている日本語を頑張って話した。
彼女はきっと俺のカタコトで日本人じゃない事に気が付いただろう。
A「じゃぁ…お願いしようかな。」
Taemin「はい！何飲みますか？」
A「…ここから、連れ出して欲しい…。」
Taemin「え？」
A「どっか行かない？」
Taemin「…どこに…？」
A「付いてきて！」
彼女はそう言うと俺の手を引いてクラブの外を出た。
A「はぁー外の空気って気持ちいいよね！」
Taemin「あぁ、はい笑」
俺は理解不能な彼女にひきつり笑いをすることしか出来なかった。
なんか逃げたいけど、一応恩人だしな…
A「あなたは何をしてる時が楽しい？」
Taemin「…楽しい時…？」
俺はその時初めて知った。
今の俺には楽しい時はない。
卑屈な毎日を送り、少しの休暇もその憂さ晴らしだ。
確かにファンがいるのは嬉しい事だ。
しかし楽しいとは…違う。
A「私と楽しいことしない？」
その言葉に衝撃を受けた。
楽しいこと…
名前も知らない君と楽しいことが出来る…？
俺は無意識に首を縦に振っていた。
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あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
