3話 ページ29
〜Taemin side〜
ミノヒョンは足を頭から離すと、俺の髪を無造作に鷲掴みすると強い力で持ち上げた。
もちろん髪の毛に俺の体重を支える力はない。
ブチブチと髪が頭皮から引きちぎられる音が生々しく聞こえ、その痛みは壮絶なものだった。
Minho「こっち来い。」
ミノヒョンは俺の髪を掴んだままずるずると中に引きずり込む。
リビングに来るとその手は俺の頭から離れた。
パラパラと抜けた髪が床へと落ちていくのが目に見える。
キーヒョンは落ちた髪の毛を見て、嫌そうな顔をすると俺の手と足を縛り出した。
Taemin「っ？！」
key「はいはい、大人しくしてね〜。」
仕上げと言わんばかりに俺に目隠しをする。
力を入れても強く結ばれた手と足はいう事を効かない。
俺は倒れたまま起き上がることさえできなかった。
key「反省するまでそのままね〜♪」
Taemin「嘘だろ…？」
Jonghyun「あっテミンの携帯借りるね！」
Taemin「何する気だよ！」
勝手に俺のカバンから取り出したのだろう。
目隠しをされていた為、メンバーの声しか聞こえない。
Jonghyun「あっこれ例の彼女じゃない？ほら、来月日本来るの楽しみに待ってるねってLINE来てるし。」
Minho「貸して。」
Jonghyun「ハハハ！マジでそれ送っちゃう？」
Taemin「やめろっ…！」
良くないことをされると分かっているのに俺は虚しくその場でジタバタともがく事しか出来なかった。
Jonghyun「もう連絡してこないでって今送っといたからね♪もちろん連絡先も消しておいたよ！」
Onew「これでもう女にうつつ抜かすこともないな。」
Taemin「そんな…。」
key「ねぇお腹減ったからどこか食べに行こうよ〜。」
Jonghyun「そうだね！テミンはそこに落ちてる自分の髪の毛食べたら？」
key「ハハッ。だって。テミン。」
誰が食うかよ…。
key「あれ？食べないね。」
Minho「俺が食べさせてやるよ。」
ミノヒョンは俺の首を掴むと髪が散らばる床に俺の顔を押し付けた。
Minho「ほら食えよ。」
顔を押し付けてたかと思うとなんと俺の口の中に髪の毛を入れてきた。
Taemin「うっ！おえっ！ゴホッゴホッ…！」
そしてもがき苦しむ身動きの取れない俺を置き去りにし、メンバー達はその場から去っていった。
メンバーのいないこの部屋は静寂に包まれている。
Taemin「…ゲホッ…。俺は今…どうしたらいいんだ…？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
