2話 ページ28
〜Taemin side〜
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何も解決策も浮かばないまま帰ってきた俺は家のドアを開けた。
Minho「おぉ…帰ってきたか。」
俺の目の前に立つミノヒョンは冷たい目で俺を見下ろす。
あぁ…きっと既に記事の事を聞いたのだろう。
Minho「やってくれたなお前…！」
ーガンっ！ー
Taemin「ぐはっ…！」
ミノヒョンは帰ってきて早々俺の腹に蹴りを1発かました。
何度も殴られては来たが、今まで以上にも凄まじい力だった。
ミノヒョンは玄関に倒れ込む俺の胸倉を掴み無理矢理立ち上がらせる。
Minho「土下座。」
Taemin「………っ！」
Minho「早くしろよ。皆にも見えるように。ど・げ・ざ。」
ミノヒョンの後ろに立っていたメンバー達は全員、冷たい目で俺を見ていた。
俺は片足ずつ床に膝を付け、震える体で頭を下げた。
震えていたのは怖かったからじゃない。
悔しかったからだ。
あんたらだって楽しく女と遊んでんだろ…。
見つかったのが運悪く俺だっただけだろ…？
なんで俺なんだよ…。
Minho「申し訳ございません。俺はファンだった女を良いことに利用して弄びました。はい、これ言って。」
Taemin「違う…っ！彼女は俺がアイドルなんて知らないし弄んでなんていないっ！」
Minho「糞ガキ調子のんなっ！」
ーガンッ！ー
俺はまたもやミノヒョンに蹴りを入れられ倒れ込んだ。
key「あのさ。真実がどうであれ記事が出れば皆そう思うと思うよ。韓国の人気スター、イ・テミンはファンの好意を利用し日本で遊び放題。って。」
的を得たキーヒョンの言葉が胸にグサリと突き刺さる。
Onew「もうさっさと早く謝れよ。」
苛立ったように貧乏ゆすりをするオニュヒョン。
俺はまた体制を整え、土下座をした。
Taemin「ご迷惑をお掛けして、申し訳ございません…っ！」
悔しさを押し殺し、声を絞り出す。
Minho「ちゃんと頭も床に付けろよ！」
ミノヒョンの足が俺の頭を汚い玄関の床へと押し付ける。
Taemin「く…っ！」
ミノヒョンがグリグリと地べたに這いつくばる俺の頭を下に擦り付ける度に、汚くも鋭い砂達が顔の皮膚へとのめり込んでいく。
ジリジリとした痛みが何秒続いただろうか…。
でも俺は負けるわけにはいかない。
何も知らないAが、日本で俺を待っている。
絶対Aだけは助けるから…
お願いだから待ってて欲しい…
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あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
