3話 ページ3
〜Taemin side〜
片付けを終えた俺はスタジオを出て、久しぶりの日本の路地へ足を踏み入れた。
外は既に暗い。
Taemin「さて、どこ行こうかな…」
とりあえず憂さ晴らしをしたい。
韓国じゃ1歩外を出ればパパラッチやファンに追っかけ回される。
しかし日本じゃ違う。
マスクでもしてれば誰も俺がいるってわからないだろ。
Taemin「飲みにでも行くか…」
ストレス発散するにはお酒を浴びて気持ちよくなればいい。
最近のいつもの日課だ。
「おっ兄ちゃん！今日大きいイベントやってるよ！寄っていかない？」
人気のない路地裏を歩いてるとジャラジャラといかついアクセサリーをつけたスキンヘッドの兄さんが俺に話しかけてきた。
Taemin「…イベント？」
「ワンドリンク3,000円！どう？」
看板を見るとclubの文字。
クラブか…。
まぁ音に任せて酒浴びて酔いしれるのも悪くない。
俺はウォンから円に換金した30万円の内、１万円をスキンヘッドに渡した。
「おっ！入ってくの？！今お釣り渡すから待っててくれ！」
Taemin「お釣りは入りません。」
「えっ？！」
このスキンヘッドも、色んな人に声掛けなければいけない大変な仕事だ。
少しのお小遣いの足しにと思い、俺のはした金を渡した。
「はい、どうぞ〜。」
チャラそうな姉ちゃんが入場券となる光るブレスレットを俺の左手へ付けた。
Taemin「ありがとうございます。」
マスクの裏からニコッと俺は笑顔を作り、地下へと階段を1歩1歩進んだ。
ー
Taemin「…すげぇ人混みだな…。」
クラブの中は爆音とかなりの人でごった返していた。
まずは酒だ。
バーカウンターの所へ行くと、マスターっぽい人が俺に気が付いた。
「いらっしゃい！何飲む？」
何にしようかな…
とりあえず体にパンチ入れとくか…
Taemin「あ〜…テキーラで。」
テキーラを頼んだ俺はすぐにそいつをグイッと胃の中に流し込んだ。
1杯じゃまだまだだな。
そう思っていると女の声が聞こえてきた。
「お兄さん可愛いね〜。」
いきなり話しかけられその声の方に振り返る。
「一緒に飲もうよ！」
今にも乳がはみ出そうな薄手のベアトップに分厚い化粧の女が俺にお酒を渡してきた。
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あいる(プロフ) - 流愛さん» わぁ〜めっちゃ嬉しいですヽ(；▽；)ノ励みになります、ありがとう♪ (2017年8月7日 20時) (
レス) id: 58070ba042 (このIDを非表示/違反報告)
流愛(プロフ) - いつも楽しみにしています！これからの展開が気になっていつもドキドキしながらみています！頑張って下さい(*´∇｀*) (2017年8月6日 19時) (レス) id: ff09b1e312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいる | 作成日時：2017年7月28日 21時
