期待 ページ6
「彼女ができた?三人とも同時に?」
のんびりとした休日。暇だから小学生ズと遊んでいた午後。
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ達に突然告げられたその言葉に驚き、持っていたﾎﾞｰﾙを落としてしまった。
三人は平然とした顔で頷いていた。何やねんコイツら。
「…家族会議ー!!全員集合!!」
私は慌てて弟共を呼んだ。
「第何回か忘れたけど。家族会議。今回の議題。上三人に彼女ができたそうな。」
「なんで集まらんとアカンねん。」
「コネシマ君静粛に。」
「ハリ倒すで??」
コネシマが掴み掛かってくるのを華麗に避け、咳払いをする。
「鬱首相、どう思いますー??」
「いやー、トンちも遂にDT卒業やな。」
「コイツ使えないわ。」
”あぁん姉ちゃん酷い!”なんて言葉をｽﾙｰし、やっとの事で本題に入る。
「…で??どうなのよ、彼女サンは。」
「は?」
「顔よ顔。写真とかないの?」
ほら、と、催促すると、トントンがｽﾏﾎを取り出し、写真をｽｸﾛｰﾙして見せた。
どの子も可愛い子だったし、三人の性格にも合ってそうだった。
「凄いじゃん!!いい子ｹﾞｯﾄしたね、お嫁にしなさいよ。」
「何言ってんねん。」
「あ、ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝの彼女大丈夫??ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝが振り回したりしてない?」
「俺をどう思ってるんだ。」
「あ!!オスマンの彼女ちゃん凄いﾎﾜﾎﾜしてて可愛いじゃない!!ゆるふわｶﾞｰﾙってヤツね?」
「照れるめう〜。」
「トントンの彼女は綺麗系ね。姉ちゃんより綺麗じゃない。」
「当たり前やろ。」
順番に褒めて(?)あげると、嬉しそうに微笑まれる。上手くやってるようだ。
ﾆﾏﾆﾏしながら写真を見つめていると、マンちゃんが咳払いをした。何かと顔を上げると、控えめな声を出した。
「あー…何か、他に言うことあるやろ?」
「…?何よ?あ、お赤飯食べたいの?」
「違う。」
はぁ、と溜め息を吐き立ち上がるｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ。それに続き、トントン、マンちゃんと立ち上がった。
そのまま出て行こうとするの背中を見つめ、何かしたかと考えてみる。
いや、私何もしてなくね?
「ちょっと、何よ。ハッキリ言いなよ。」
「言うかアホ。」
「はぁ!?」
「期待ハズレめう。」
「え、マンちゃん!?」
抗議の声を挙げるも、ﾊﾞｯｻﾘと切られ、項垂れるしか無かった。
そして私はﾊﾟﾀﾝと閉まる扉を睨み付け…
微笑んだ。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
