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その後 ページ46

No side

「え、何よ、姉ちゃんが失踪したと思ったの?」

ニタリと笑う姉に、弟全員が顔を逸らす。姉の腕の中にはロボロが捕まえられていたが、本人は満更でもなさそうだ。寧ろ姉が離れていくと自分から向かっていく程になってしまった。

「馬鹿ねぇ、姉ちゃんは約束守るタイプよ。」

ねぇ、シャオロン?とニヤニヤしながら姉が声をかけた。勿論シャオロンは顔を上気させ、ぷいっとそっぽを向いた。

「あ、大先生おかえり。どうだった?」
「マジ怖いわ…」

トントンに解放された大先生がトントンと一緒に戻ってきて、ちゃっかり姉の隣を確保する。ロボロに怪訝そうな顔をされていたが丸無視している。

「ていうかさぁ、なんでエミちゃんにも姉ちゃんの会社にも電話しなかったの?気付いてたらもっと早く楽になれたのに。」
「いやまぁ…忘れてたというか…」

と、オスマンが口篭る。よく頭が回る彼が口篭るのは珍しいものだ。まぁ焦り過ぎて頭にも浮かばなかったなんて口が裂けても言えないだろう。
しかし、それを見て察した姉はまた一段と口角を吊り上げた。

「じゃああれは??なんでここに掛け布団があるわけ?」
「それは…リビングで皆で寝たからだゾ。」
「へぇ、なんで?姉ちゃん抜きで楽しそうな事してんじゃないわよ。」
「全員寝れなくてな、一緒に寝ただけだ。」

姉の質問に淡々とグルッペンが答えていく。グルッペンが答える度に姉の口角が上がるのはきっと全て察しているからだろう。

「姉ちゃんも今日一緒に寝るからな。」
「え、なんでよ姉ちゃん疲れてんのよ。1人でゆっくり寝かせて。」
「姉ちゃん腕枕してね。」
「ひとらんの頼みなら受け付けよう。」
「え、じゃあ僕も腕枕してや姉ちゃん。」
「ズルい俺も。」
「待って、大先生とシャオロン便乗しないで。3人同時とか無理だから。」
「いや、右腕2人左腕2人で四人いけるで。姉ちゃん寝返り打てんけどな。あ、俺も腕枕してや。」
「待ってゾムサン?サラッと何言ってんですかね。」

結局決まらなくて姉の腕枕を奪い合うじゃんけん大会まで開催された。
どうせ姉も、仕方ないねぇ、と幸せそうに微笑みながら腕枕をしてあげるのだろう。

弟の過保護&依存レベルを上げてしまったが姉は大丈夫なのだろうか。


_____

どうも私です。
この度は私、Twitter始めましたとご報告させて頂きます。
機械音痴ですんでTwitterの仕組みも分かってません。
一応鍵付けてますが申請(?)してくれればなんとかします。(??)

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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ!!!!!!! (2019年3月5日 22時) (レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です!!すごく大好きです…!読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です!応援してます! (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» コメントありがとうございます!!もっとニヤニヤしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» コメントありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひだか | 作成日時:2017年12月27日 19時

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