異変 ページ38
No side
いつも騒がしく弟を構い倒している姉。それを見れば誰もがﾌﾞﾗｺﾝと言うだろう。
しかし、今はどうだろう。大人しく座ってﾎﾞｰｯと宙を眺め、隣にはﾛﾎﾞﾛどころか弟一人いない。いつもは誰かの横に引っ付き、ｹﾞﾗｹﾞﾗと爆笑している筈。
勿論これを発見した大先生が驚愕し、すぐさま"弟会議"が開かれた。
「なぁ…姉ちゃんおかしいよな?僕の目がおかしいんじゃないよな?」
「そやなぁ…なんか変なモンでも食ったんちゃう?」
「お前と一緒にしたらアカンやろ雑魚ﾁﾜﾜ」
「は!?なんややるか!?」
喧嘩勃発。すぐトントンに止められたが。
大人しく座った二人を確認したｿﾞﾑがゆっくりと口を開く。
「なぁ、ﾛﾎﾞﾛ送ってみようや。姉ちゃんならﾛﾎﾞﾛに釣られる筈やろ。」
「…どうやろなぁ。そんな単純やったらええんやけどな。」
「こんなこと無かったからな。」
毒素と呼ばれる二人が"まぁ、ええやろ。"と頷く。それを見てｿﾞﾑは上機嫌になり、ﾛﾎﾞﾛの了承も得ずに手を引っ張っていく。勿論後ろにはｿﾞﾛｿﾞﾛと他の弟もついていく。
ﾎﾞｰｯとしている姉の死角に着くと、ｿﾞﾑは"ﾛﾎﾞﾛGO!!"と小声で指示する。渋々といった様子だが、ゆっくりと姉の方に向かって行った。
「…姉ちゃん?」
「…ﾛﾎﾞﾛだ。どうしたの。」
光の無い目でﾛﾎﾞﾛを見据える姉。いつもなら"あ!!ﾛﾎﾞﾛだ可愛い!!!!"と飛び付く筈。これを陰から見ていた他の弟達は明らかな姉の異変を感じた。
「いや…何か元気無さそうやから。」
「…そう?元気だよ。」
"何!?心配してくれたの!?ﾛﾎﾞﾛ優しい好き!!"
…なんて幻聴が聞こえてくる。いつもの姉ではない、変わってしまった姉に、誰もが声をなくした。
抱き締められる事もなく撫でられただけで返されてきたﾛﾎﾞﾛの腕を引き、もう一度弟達は弟会議を決行した。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
