神様 ページ37
ｶﾗﾝｺﾛﾝと扉につけられたﾍﾞﾙが鳴る。"いらっしゃいませ〜"と挨拶をする店員さんにﾍﾟｺﾘとお辞儀し、そのまま一番窓側の席へと直行する。そこに座っている見慣れた後ろ姿を見つけ、ﾄﾝﾄﾝと肩を叩く。
「お待たせ、ぺ神。」
「お〜Aちゃ〜ん。30分遅刻やで〜。」
へにゃりと笑うぺ神に癒される。
コイツも弟にしたいくらい可愛いが、丁寧に断られた事があるので黙っておく。"ごめんね"と小さく謝れば、ﾌﾙﾌﾙと首を横に振られる。許してくれたんだろう、流石ﾊﾟｼﾌｨｯｸしんぺい神。
「ごめんねぺ神、アイツらに足止めされてて。」
「んふふふ、今日は何されたの?」
「いやね…大先生に"お出掛け行くんやろ?誰と?"って聞かれたから"男"って答えたらさぁ…全員に凄い足止めされて。」
「絶対確信犯やろそれwww」
「…ﾊﾞﾚた?」
ｹﾗｹﾗと楽しそうに笑うのを眺めながら、ぺ神の正面に座る。可愛いが、私と同い年と考えると自分が惨めに思える。可愛いから許すけどね!!
「あ、ねぇ、なんで今日私呼んだの?何か用でもあったの?」
「んーとね〜、Aちゃんに会いたいと思って。」
「男のｹﾂ見ながら何言ってんのよ。」
ふと思い付いた質問に、相変わらずな答えが返ってくる。これだからホm神は、と溜め息を吐くと、"溜め息吐いたら幸せ逃げるよ〜"と呑気な事を言われた。もう充分幸せだからいいのよ。
「…ねぇぺ神。頼み事があるんだけど。」
「え、何々?」
「あれ作ってよ、猫耳が生える薬。」
「…無理だよ。いくらAちゃんの頼み事でもそれはね〜。」
「何よケチ。神様のクセに。」
「…やれるだけやるよ。」
「それでこそ神様よ。ぺ神好き。」
なんて言ってみると、ﾍﾟｼｯと頭を叩かれた。少し痛かったので軽く睨むと、"簡単に好きとか言っちゃダメ。"と怒られた。ホm神のクセに。
「ねぇねぇAちゃん〜。この後お家行ってもええかな〜?」
「別にいいよ。大騒ぎしそうだけどね。」
「やった〜、Aちゃん家で飲も〜。」
「酔ったアンタを誰が家まで送ると思ってんのよ。」
「…泊めて?」
「…しょうがないねぇ。」
心底嬉しそうに微笑むぺ神に釣られ、こっちまで笑顔になってしまう。これで成人してるなんて嘘のようだ。あぁ、弟にしたい。
「そうと決まれば今から行こうや〜。荷物取って来る〜。」
「弟ガン掘りしたら追い出すからね。」
「分かっとるって〜。」
______幼馴染みの二人の会話。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
