続 ページ36
「どういう風の吹き回し?」
問い掛けても何も返事は無い。ずっと動かない。…ホントにどういう状況よコレ。
「…ねぇ、トントン?」
後ろで私のお腹辺りに腕を回し、肩に顔を埋めたまま動かないトントン。
私の部屋から帰ってきたと思えば、後ろに座り、脚の間に私を挟みさっきの状態で動かなくなった。
…どういうことだコレ。
「もしもーし。聞こえてます?…ｸﾞﾘｸﾞﾘしないで肩痛いし髪くすぐったい」
不機嫌なのか?それともトントンなりの"甘え"なのか?
今私とトントンしか家にいないけど、二人だとこうなるの?なんなの??
「姉ちゃん察せれないんだけど…」
「察しなくてええねん。」
「うわ喋った。」
唐突に喋ったトントンに驚いてしまった。それが気にくわなかったのか、またｸﾞﾘｸﾞﾘされる。
ｸｿが、意地でも察してやる。察する所か全部暴いてやる。
「…トントンはさっき私の日記を読んだのよね?で、何か思ったのよね?」
ﾋﾞｸﾘと動き、ｸﾞﾘｸﾞﾘをやめるトントン。どうやら当たりのようだ、分かりやすい。
「私の日記…弟の事しかないよね、しかも可愛かった時の…あ。」
察した。
姉ちゃん天才かもしれない。もうすでにトントンは動かない。勿論私が逃げないように固定している。
「トントンの事、あんまり書いてなかったもんねぇ?」
ﾆﾔｧ、なんて自分らしくもなく笑ってしまう。こんなのグルッペンの方が似合うんだけど。
ﾁﾗﾘとトントンの方を見れば、まだ肩に顔を埋めているから表情は分からないが。
耳まで真っ赤だった。
「当たりだ。ねぇ、今どんな気持『『ただいま〜』』…帰ってきたか。」
玄関の方からロボロとひとらんの声が聞こえた。おつかいから帰ってきたようだ。
その声を聞き、トントンが油断した私からｽﾙﾘと逃げ出し、隣に座った。
「ただいま、買ってきたよ。…あれ、珍しく仲良いね。」
「おかえりー、ありがと。ね、聞いてよロボロ、あのね、トントンが…いったｧ!?」
さっきの出来事を話そうとすると、トントンからﾁｮｯﾌﾟを喰らう。いつもよりちょっと痛い。
「…何があったのか知らんけど、仲良くした方がええで?」
少し呆れた目で見られ、傷付く。"行こ、ロボロ。"とひとらんがロボロの手を引き、出て行った。
「…可愛くねー。」
ﾎﾞｿｯと呟けば、トントンがﾊﾞｯとこっちを見る。しばらくこれで遊べるかな。
…あぁ、充分可愛いよ?
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
