猫ｫ!!! ページ27
No side
「あっ!!でも私着けたよ!?ゾム着けてくれるんだよね!?」
「猫耳を着けるとは言ってへんで。」
「ほう…??」
すんｯと真顔になった姉を見て、ゾムは"あ、ヤバい"と察知する。
しかしもう手遅れ。姉のスイッチは入っていた。
「そっかぁ。ゾム君はそんなに姉ちゃんに構ってもらいたいんだね?」
「え、いやちゃうやん。」
「そうだなぁ…何だっけなぁ、この前姉ちゃんにゾムが言った恥ずかしいやつ。」
「ああああ姉ちゃんごめんて!!!着ける!!着けるから!!」
「あ、そう?」
ﾆｯｺﾘと笑顔になった姉を見て、ﾎｯと一安心をするゾム。だが今からこの猫耳を着けないといけない彼は、姉の満足のいくまで猫耳を着けさせられる事になるだろう。可哀想に()
「あっ、そうだ、どうせならｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ達も着けてみない?案外楽しいかもよ?」
「いや、俺は遠慮しとくゾ。」
「ん??」
なんなら他の弟まで巻き込まれる。
引きつった顔のトントンや、最早真顔のひとらんらん。腹を括るのが早いようで。
「猫耳数少ないしなぁ、順番に着けよう。」
幸せそうに、満面の笑みを浮かべる姉。普段なら弟達もそれに釣られ笑顔になっていただろう。
しかし今だけは違う。姉の手に握られている猫耳ｶﾁｭｰｼｬが、彼らには拷問器具に見えているのでは無いだろうか。
…大袈裟かな?
「よっし、はい、ゾムさんどーぞ!!カメラの準備出来てるからね!!」
笑顔で渡される猫耳ｶﾁｭｰｼｬ。
姉を怒らせてはいけない事は良く分かった。
この後、姉が満足するまで、猫耳撮影会が行われたのは言うまでもない。
弟さん、ご愁傷様。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
