猫!!! ページ26
「本日はなんと!!!猫の日ですよ!!!!」
私が大きめの声&ﾄﾞﾔ顔で言ったのにも関わらず、弟達は総ｽﾙｰ。姉ちゃんちょっと傷ついたよ。
「ねー、無視しないでよ。ちょっとテンション上がってるだけじゃん。」
「グルさんリモコン取って。」
「おう。」
「無視すんなって!!」
またしてもｽﾙｰである。姉ちゃんこんな子に育てた覚えない。
「猫の日って言っても…何すんねん」
「猫っぽくしとけばいいんじゃない?」
「なんやそれ…」
ゾムだけは反応してくれたが、興味なさそうにまたTVを見るのに戻ってしまう。
「大先生、お手本。」
「にゃぁん。」
「「汚い」」
ちょっと腹が立ったので、SANﾁｪｯｸをしてやった。
でも、大先生の猫の鳴き真似は、流石の姉ちゃんも可愛いとは思えない。
「ねぇ、折角の猫の日なんだからさぁ、猫耳の一つや二つ着けてよ。」
「無いやろ?んなもん。」
「姉ちゃんに抜かりはない。」
ﾄﾞﾔ顔で猫耳ｶﾁｭｰｼｬを取り出すと、めちゃくちゃ嫌そうな顔をされる。
しかしこんなの想定内だ。無理矢理着けさせて連写すれば私の勝確。
狙うはロボロ。ていうか、もうロボロだけでもいいかもしれない。ゾムに着けさせるなんて難易度が高すぎる。
「ロボロ、これ着けて??」
「普通に嫌や。」
「ロボロに何しとんねん。」
「いｯたｯｯ!!トントンもうちょっと手加減して!?」
ロボロにｼﾞﾘｼﾞﾘと近寄っている所でｽﾊﾟﾝと頭を叩かれ、声を上げる。
その間にもロボロはｻｯとｸﾞﾙｯﾍﾟﾝの後ろに隠れ、防御体制をとっていた。
「あ、俺着けてもええで。」
「え!?ゾムさんマジっすか!?」
「おん。その代わり条件があんねん。」
ﾌｯﾌｰ!!とﾃﾝｼｮﾝは急上昇したが、条件と言う言葉で一気に落ちる。
まぁでも…一応聞くだけ聞いておこう。
「条件は…?」
「その猫耳、姉ちゃんが先に着けたら俺も着けたるわ。」
「ｱｯ、ｴﾝﾘｮｼﾏｰｽ…」
無理に決まってんだろ。
ｱﾗｻｰ目前の女に猫耳着けさせて何が面白いの??
その条件を聞いてええやんと乗り気のグルッペン、爆笑しているコネシマは許さない。
どうにかして他の手段は無いかと考えていると
「今やシャオロン!!」
「!?」
ゾムの楽しそうな声と共に、頭にある違和感。
いつの間にか私の手から無くなっていた猫耳と、爆笑するコネシマとグルッペン、トントン達を見て、やっと理解が追い付いた。
「ふｯざけんな!!ゲリラかお前は!!!」
「姉ちゃんwww後ろwwガラ空きｯすよww」
ｹﾞﾗｹﾞﾗと笑う弟達の中で、私は猫耳を握り締め、放り投げた。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
