続 ページ19
エーミール視点
「うわぁぁぁぁエミちゃぁぁぁぁぁ」
「煩い。」
Aさんから、"エミちゃんいつもの居酒屋来て。大至急。"というメールが来て。何事かと大急ぎでやって来ると。
泣き喚くAさんがいるじゃありませんか。
「今日はどうしたんですか…」
「もう無理ぃぃぃぃ姉ちゃんんんんんんんうわぁぁぁぁぁぁ」
「煩い。」
"注文お決まりｯスかー!?"と元気のよい店員のお兄さんに、生を2つ注文する。
着ていたコートを脱ぎ、泣き喚くAさんに一発ﾁｮｯﾌﾟをかます。
…睨まれない。これは重症だ。
「ゆっくり話しましょうか。」
ｸﾞｽｸﾞｽと泣きながら、少しずつ話してくれた。
***
「…で?ゾムさんとコネシマさんとシャオロンさんがｶｯﾌﾟを割ってて?」
「割ってて…」
「それで?」
「それで…あの三人がｶｯﾌﾟ割るの四回目なんだけど…そろそろヤバイなって思って…」
「ヤバイとは?何が?」
「将来的にさぁ…なんかこう…常識的に…?あのｶｯﾌﾟ百均のだから割られてもいいんだけど…」
「ふむ。」
「でね…怒ろうと思ったんだけど…無理だから、ちょっと怒ってますよｱﾋﾟｰﾙして…」
「それが発言を遮る事ですか?」
「そう…でも、今考えたら、それって普通に怒るよりも精神的にキツいんじゃないかって思ってぇえええぇぇ」
「泣かないでください。煩い。」
「だってエミちゃぁぁぁぁあああ」
ここまで話した所で、また泣き出すAさん。
"お待たせしましたー!!"と、ビールを持ってきたお兄さんに、"大丈夫っスか?"と口パクで伝えられ、苦笑する事しかできなかった。
いいお兄さんだ。
「でも反省してほしくてやったんですよね?」
「でも感じ悪いじゃんんんん姉ちゃん嫌あああああ」
「…貴女が大好きな弟は多分もう反省してるんじゃないですかね。」
「そうだけどさぁぁ私のやり方がさぁぁ屑ぅぅぅ」
「あの、そろそろ落ち着きません?」
いつまでも泣き止まないAさんに若干呆れてしまう。
まぁ、こんなに泣くほど弟が好きなんだろう。
知ってたけど。
「とりあえず家に帰っていいんじゃないですかね。」
「でもさぁ…『帰りましょうか。』ちょ、エミちゃ、!?私まで飲んでなぁぁ」
無理矢理腕を引っ張って、Aさんを連れ出す。お会計も済ませた。
さっさと仲直りをすればいい。私はもう疲れてるんだ。こんなの知ったことか。
早足で店を出た。
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ハムぷー(プロフ) - 続きはまだかァァァァァァァ！！！！！！！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: e1b13f536c (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - ロボロとシャオちゃんちょっと持って帰りますね( (2018年5月27日 8時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
おじゅん(プロフ) - いつも更新お疲れ様です！！すごく大好きです…！読んでる時も、読み終わった時も心が暖かくなって本当に素敵です！応援してます！ (2018年5月2日 23時) (レス) id: bb3fd5cea6 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - ひよのさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!もっとﾆﾔﾆﾔしていただけるよう頑張ります!!() (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか(プロフ) - NORTHさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!やっぱり振り回すだけじゃアレかなって思ったんで()そう言っていただけて嬉しいです!! (2018年4月5日 1時) (レス) id: e13a110696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年12月27日 19時
