人気者には批判が付き物 ページ20
スペシャルドラマの放送から少し経った時、私は多忙を極めていた。反響が凄まじく、バラエティー等のお仕事が殺到していた。今まで批判の声しか届かなかった私だったが、ちらほらと賞賛の声がしている。おかげさまで、メンバーとステージに立つ機会が少しだけできていた。私はSnow Manのお姫様、通称:白雪姫と呼ばれる事が多くなり、ファンの方々から、｢姫｣という愛称が付いた。私とメンバーの絡みは、ひめ○○、○○ひめ等色々な呼ばれ方で親しまれるようになっている。それでも批判の声は無いどころか、私を応援してくれる人を叩く人まで出てきている為、やっぱりずっとは皆と活動出来ていなかった。
目黒｢A最近忙しくね？平気？｣
｢大丈夫だよ！むしろ有難いよ…つい最近まで、私の存在は誰にも認められてなかった。ようやく少しだけだけど、Snow Manの力になれてる気がするの。｣
目黒｢そっか、ほんとすげぇよな。最近。
ドラマに映画に、バラエティーも。Jrの活動とは思えないくらいメディアに出てるよな。｣
｢こんなに私が必要とされてるんだなって、ほんと嬉しくなっちゃう！w｣
目黒｢無理すんなよ。今日のレッスンも長いしさ。｣
｢ありがと！蓮は優しいねぇ…w｣
本当に少し前までは、私を応援してくれる言葉など一切無かった。何度も泣いたし、やっぱり加入は間違っていたんじゃないかと何度も考えた。それでも今、人数は少ないけど私を認めてくれる人が出てきている。やっと努力が報われたような気がして、私は毎日が楽しくなっていた。
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深澤｢最近Aちゃん、忙しそうだよなぁ｣
岩本｢いいことじゃん。Aもそれ望んでたんだし。Snow Manの名前も広まるし。｣
深澤｢いやいいんだけどさぁ。あんっなかわいくて、努力家なのにやっぱ批判ってされんだなぁって。｣
岩本｢僻みとかじゃねぇの。｣
深澤｢1回、ちゃんと歌って踊ってるところ見て欲しいよなぁ。｣
岩本｢…難しいんじゃねぇの。｣
深澤｢そうだよなぁ。難しいよなぁ…｣
｢ふっかぁ！！！何話してんの！？ここ教えてってさっきから言ってるんだけど！？｣
深澤｢んぇ？ごめんねぇAちゃぁん。そんなプリプリしないでよぉ可愛いんだから！w｣
｢もう！阿部ちゃんに教えてもらうからいい！｣
岩本｢…元気そうでなにより。｣
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作者名：りー | 作成日時：2021年7月8日 15時
