白雪は -Snow Man- (ページ2)

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私がジャニーズに入ったのは、私がまだ小学生の時だった。
産まれた時からジャニーズを見て育ち、ダンスを習い始め、アイドルになるのが夢になった。
年齢制限もなく、女性禁止とどこにも書いてなかった為、ダメもとで応募したのがきっかけだった。

書類は無事通過し、オーディションに呼ばれたが、
その時から普通ではなかった。女がここまで来れてる時点で、もうきっと普通ではないのだが。

？｢Youは、こっちだよ。｣

誰かもわからない帽子をかぶったおじさんに声を掛けられる。
女の応募者なんて居ないから、書類が送られてきた時点できっと関係者の中では有名だろう。

案内されたのは、誰もいない会議室。
帽子をかぶっているおじさんと、
小学生の私だけの異様な空間。

？｢Youはどうしてジャニーズになりたいの？｣

｢小さい頃から見てたからです。｣

？｢ジャニーズは今、男しかいないけど、Youはそんな場所でも入りたいの？辛い事が沢山あると思うけど大丈夫なのかぃ？｣

正直、ここで無理と答えたらよかったと思うことは何度もあった。小学生の私を何度も恨んだ。

だけど、

｢どうしてもジャニーズがいいんです。｣

よく言った。私。
間違ってないよ。過去の私。