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「え、有名な写真家の佐藤A」
「そう、それが私です」
「あ、ありえない…目の前にいるなんて…」
「としみつ、これ見てみ?」
としみつさんにりょうさんが携帯を見せるととしみつさんも驚愕
「いやこれAちゃんじゃん、」
画面を突きつけられるとそれは私の名前で画像検索をした結果。
私が有名な女優Aをモデルにして写真集を出版した時の写真で、女優Aと私が2人でにっこり微笑んでいる画像であった。
「美人の横に立つのが嫌で駄々こねたんですけど無理でした」
実際この写真の時少しでも顔が小さくなればと遠近法を使ったのは事実である。まぁ使ってもこの顔の差よ。
「いや、劣ってないけどね」
いきなりさっきまで聞こえなかった右後ろからの声にびっくりして顔をあげればそこにはてつやくんがいた
「いや、起きとったの」
「今起きた、いや〜Aもこうみるとまじですごい人だな」
「てつやくんに言われてもね」
「わしらなんか全然よ〜ね〜?」
「本当本当。俺らはおふざけだから」
「Aちゃんとは次元が違うよね」
みんなで一斉に誉め攻撃をしてくるので、恥ずかしくててつやくんをとりあえず一発殴った
「いてぇ」
「てかAちゃんてつやのことてつやくんって呼んでるの?こんな奴にくん付けるなんておかしくない?」
「うーん…言われてみれば?」
「俺はAって呼び捨てなのにね、てつやって呼べば?」
「気が向いたらね、」
「何、照れてんの?あらあら?Aも可愛いところあるよね」
「はったおされたいの?」
「ごめんて〜」
半笑いで私の頭をポンポンっと叩く。
てつやくんはいつも私を馬鹿にした後頭をポンポンと叩くくせがある。
たまに本当に腹がたつときもあったけど、この頭ポンポンをされてしまうと私の口は自然と有無を言わさせないのである。
「じゃあ俺らにもタメ口で呼び捨てでお願いします、ね?」
りょうさんがニコニコと言ってくる
としみつさんはりょうさんの横でうんうんと首を縦にずっと振っていた
「気が向いたら…」
「よーし」
決まりって感じでとしみつさんが手をパンと叩いた
そうして私の東海オンエアへの2ヶ月の居候生活は始まったのでした。
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渚(プロフ) - 「」の前に名前つけてくれると読みやすいです!お話はすごくよくて大好きです!東海オンエアも、もっと好きになりました!! (2018年4月26日 12時) (レス) id: b9e4ac9f31 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とても面白いです(⊃-^)ホロリン こんなに話も文も書けるとか本当にすごいです。(T_T) (2018年2月26日 18時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
oss.2(プロフ) - さこさん» こんばんは、返信が遅れてしまい申し訳ありません(;_;) コメントありがとうございます。どうしても主人公を3人すべてと結ばせたかったので無理やりそうしてしまいました(;_;)ありがとうございます、更新頑張ります (2017年8月21日 22時) (レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - こんばんは☆誰落ちになるんだろう…///とドキドキしながら、拝見してましたが…まさかの3パターン落ちになるとは…(*≧∀≦*)これからも更新楽しみにしてます☆ (2017年8月20日 21時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
oss.2(プロフ) - さこさん» コメントありがとうございます。こんな駄作・駄文を読んでいただいているなんて本当に感謝感激です。なるべく更新頻度は崩さないように頑張りますのでよろしくお願いします(;o;) (2017年8月15日 15時) (レス) id: e9a15ad6af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oss_2 | 作成日時:2017年8月12日 2時